[プリンスリーグ東海]注目エース骨折離脱も選手発奮・・・静岡学園が磐田U-18に6-1快勝で首位奪取!!
ゲキサカ / 2015年9月16日 17時40分
[9.12 高円宮杯プリンスリーグ東海第13節 磐田U-18 1-6 静岡学園高 安久路]
高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プリンスリーグ東海は12日、第13節を行い、首位・ジュビロ磐田U-18(静岡)と2位・静岡学園高(静岡)との首位攻防戦は静岡学園が6-1で快勝。静岡学園は勝ち点29で並んだ磐田を得失点差で上回り、首位へ浮上した。
昨年度の全国高校選手権8強の静岡学園・川口修監督が「(9月の時点では)去年よりも全然いい」と認める今年のチーム。最後まで前へ出てボールを奪いに来ていた磐田をパスワーク、ドリブルで攻略し、大量得点に結びつけた。それでも、より遅攻で相手の守備網を破ることを求める指揮官はプレッシングに慌ててしまっている部分を指摘。「まだゆっくりプレーできない。もっと良くなる」と強調した。
静岡学園は今週、SBSカップ国際ユース大会に静岡県高校選抜の一員として出場し、U-18日本代表から2ゴールを奪った注目エースFW加納澪主将が左足第5中足骨を骨折。プリンスリーグの今後数試合と選手権予選終盤戦まで欠場する状況となった。だが、この危機に選手たちは発奮。また、CB鹿沼直生が「前節、藤枝東にいいところなくて負けている。ジュビロにも前回負けている。2連敗は許されない」と語ったように、敗戦をバネにしたチームは気迫溢れるサッカーを展開する。まずは前半12分、SB末光幸太とのコンビで右のハイサイドを取った日本高校選抜候補の10番MF旗手怜央がカットインからスルーパス。これで2年生ボランチのMF若山修平が抜け出して先制の右足シュートを流し込む。
静岡学園はさらに18分にも右サイドでDFラインの背後を取った旗手のラストパスをMF薩川淳貴が決めて2-0。川口監督は中央を打開する点については厳しい評価を下していたが、それでも若山、MF西山大輝の両ボランチとトップ下のMF長尾吉家がドリブルでDFを外してワイドへの展開を試みつつ、PA付近でのプレーに積極的に絡む。また、旗手と薩川をはじめ、キープ力高い両ワイドの仕掛けやパスワークでサイドの局面を打開。加納に代わって1トップで先発したFW稲葉将章の献身的なディフェンスもあって静岡学園は優位に試合を進めて行く。一方、ロングボールで相手のラインを下げながら、グラウンダーの縦パスを交えて攻撃をスピードアップさせる磐田は、28分に静岡学園DFの対応ミスからFW立川嶺が左サイドを破って中央へ折り返す。これをMF興津利弥が右足で狙うが、GK山ノ井拓己がビッグセーブ。この後、集中力を欠いて不用意なミスも出た静岡学園に対し、磐田が畳みかけるが、出足とボールへの執着心で上回る相手から1点を奪うことができない。
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