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超絶セーブ連発!! 被シュート27本も最少失点、浦和GK西川「皆を笑顔に変えられてうれしい」

ゲキサカ / 2015年9月26日 23時17分

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 シュート数は10本対27本。3倍近いシュートを放たれた浦和レッズは、鹿島に多くの決定機を創出されるが最少失点でしのぎ、2-1の逆転勝利を収めた。そして、その立役者は間違いなく守護神のGK西川周作だった。

 前半3分、いきなり失点を喫してしまう。右サイドをMFカイオに突破されると、ゴール前に走り込んだMF遠藤康にネットを揺らされて先制点を献上。西川は「遠藤選手の左足には注意していたのですが、うまくやられてしまいました」と唇を噛んだが、ここで慌てなかったことが良い結果につながったと話している。「失点後にすぐに集まって『落ち着いてやろう』と確認できた」。

 そして、3分後にはMF高木俊幸が同点ゴールを叩き込む。「あれには助かりました。早い時間帯で追い付いてくれたので、あの1点は本当に大きかった。だから、皆の頑張りに自分も応えようと必死になりました」。すぐさま1点を返してくれたチームメイトの姿を見て、西川に火が付いた。

 同点には追い付いたものの、その後は鹿島に主導権を握られ続け、幾度となくゴールを脅かされる。前半20分にはPA内に進入したFWダヴィが、前半アディショナルタイムにはダヴィのすらしたボールに反応したFW金崎夢生が、それぞれ西川との1対1を迎えるがともに好反応を見せて弾き出し、追加点を許さない。

「ダヴィ選手の場面は間合いを詰めれば、股を抜かれることだけをケアすれば体に当たると思いました。金崎選手の場面ではあえてニア寄りに立って、ニアのコースを消してファーに打たせるというイメージが自分の中でうまく整理できていたと思います」

 後半27分にFW興梠慎三のゴールで逆転に成功した後も、鹿島攻撃陣が次々とシュートを浴びせてくるが西川は立ちはだかり続ける。同29分にMF柴崎岳のミドルシュートをストップ、こぼれ球に反応したダヴィに体を寄せてシュートコースを限定して危機を回避。さらに同35分にはCKからカイオにゴールを強襲されるも、素早く反応してゴールを守った。

 神懸ったセーブを連発してチームに勝ち点3をもたらした守護神は、試合後のチームメイトの、そしてサポーターの表情を見て喜びを噛み締めたようだ。「僕のプレーで、試合が終わった後の皆の顔が笑顔になるかならないか左右されると思うので、今日のように皆を笑顔に変えられたのは本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
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