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[国体少年男子]強豪ブロック勝ち抜いてきた福岡県が、北海道下して3年ぶりの準決勝進出!

ゲキサカ / 2015年9月30日 8時14分

[国体少年男子]強豪ブロック勝ち抜いてきた福岡県が、北海道下して3年ぶりの準決勝進出!

[9.29 国体少年男子準々決勝 福岡県 2-0 北海道 上富田スポーツセンター多目的グラウンド]

 29日、第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」少年男子サッカー競技準々決勝が行われ、福岡県対北海道戦はMF福田湧矢(東福岡高1年)と交代出場MF平田怜(福岡U-18、1年)のゴールによって2-0で福岡が勝利。3年ぶりの準決勝進出を決めた福岡は30日の準決勝で和歌山県と戦う。

 福岡は、前日28日の2回戦で優勝争いの本命視されていた広島県をPK戦で勝利。愛知県との初戦に続いて強敵を倒して8強入りを果たしていたが、木下直洋監督(八幡高)が「(一般的に)ジャイアント・キリングすると次、緩む。あっさり負けるパターンが多いですからね」と指摘したように、チームは広島戦後に緩まないことを意識してこの北海道戦を迎えていた。その中で福岡はFW佐藤凌我主将(東福岡高2年)が「昨日の流れというのを上手く持ってこれた」と語ったように、前日の勝利の勢いをいい形で維持して北海道に襲いかかる。

 9分、左CKのクリアボールを福田が右足ダイレクトで叩く。軽く振りぬかれたような一撃は次の瞬間ゴールネットへ突き刺さるスーパーゴール。8月に東福岡高の一員として全国高校総体優勝を経験している10番のゴールでリードを奪った福岡はその後、「(この年代の中では経験のある)福田もいいけれど、青木もいいアクセントがあって、2人とも持てるから、2人ともはなかなか抑えられないんですよね」(木下監督)という攻撃的ボランチ・福田とトップ下のMF青木真生都(東福岡高1年)のスキル高い2人がプレッシャーをいなしながら周囲との連係でチャンスをつくり出していく。

 福岡は佐藤がスピードを活かした突破でPAへ切れ込み、33分には左スローインを受けた福田が巧みなターンから右足シュート。前半終了間際には中盤でインターセプトした左SB国生竜成(筑陽学園高1年)が強烈な左足ミドルを枠へ飛ばすなど主導権を握ったまま前半を折り返す。

 対する北海道はPAでの我慢強い守りで追加点を阻止すると、GK武者大夢(北海道大谷室蘭高2年)の距離のあるキックや、中盤でポイントとなっていたMF井川空(札幌U-18、1年)を起点にボールを敵陣へ運んでいく。後半には前日新潟県戦で決勝ゴールを決めているFW藤村怜(札幌U-18、1年)が抜群のスピードを活かした突破で相手DFの間へ割って入ったほか、こちらも前日ゴールを決めているMF佐藤大樹(札幌U-18、1年)のシュートなどで反撃する。だが、福岡は後半21分、わずか2分前の投入されたばかりの平田が仕掛けからゴールを奪いきって2-0。チームにやや足りなかったシュートへの姿勢を表現したMFのゴールでリードを広げた福岡が、MF中島賢星(現横浜FM)やMF増山朝陽(現神戸)らを擁した12年以来となる準決勝進出を果たした。

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