[Jユースカップ]熊本ユースが大量5得点で塩釜FCユースを撃破、2回戦進出

ゲキサカ / 2015年10月14日 21時0分

[Jユースカップ]熊本ユースが大量5得点で塩釜FCユースを撃破、2回戦進出

[10.11 Jユースカップ1回戦 熊本ユース 5-1 塩釜FCユース 水前寺]

 冬のクラブユース日本一を決める「2015 Jユースカップ 第23回Jリーグユース選手権大会」は11日に1回戦第2日を行い、熊本県の水前寺競技場ではロアッソ熊本ユース(熊本)が5-1で塩釜FCユース(日本クラブユース連盟、東日本代表)を破り、2回戦進出を決めた。

 出足に勝った熊本が早々に試合のペースを握った試合だった。開始30秒でミドルシュートを放つと、2分にはFW渡辺真智が右から縦に切り込んで際どいシュートをファーサイドへ飛ばした。その後は少し落ち着いた展開の中で熊本がボールを支配。そして20分、左MF藤永大雅が放ったカットインシュートを相手GKが弾くと、右MF外田晏堂が押し込んで先制した。

 28分にはボランチの坂口勇人の持ち上がりから藤永がパスを受け直し、左へのドリブルで相手のマークを外してシュート。「1点目で中に行ったので、2点目のときは外へ出た。あとは、相手の股を狙えば入ると思った」(藤永)という狙い通りにゴールネットを揺らし、追加点を奪った。対する塩釜FCは、直後の30分に1年生FW千葉銀次郎がGKとの1対1を迎えたが、シュートはセーブされた。そして熊本は31分に中央突破から外田が自身2点目を奪って3-0と大きくリードを広げた。

 熊本の攻撃の中心は、ボランチの田上大地だ。小柄だが、テンポの良いパス交換で相手にボール奪取のタイミングを与えずに動き続け、両足から繰り出す正確なパスで相手の守備を翻ろう。「夏にトップチームの練習に参加するまでは、守備で相手に寄せることができていなかった。でも、戻って来てからは守備を意識していて、ボールを奪えるようになってきた。今日も何度かインターセプトをできたので、続けていきたい」と意識している守備面でも奮闘し、勝利に貢献した。

 試合は後半も熊本のペースで進み、9分に右サイドで得たFKからDF林野慎太郎がヘディングシュートを決めて4点目を奪った。しかし、ほぼ勝敗が決したところで油断が生まれた。塩釜FCは、ダイナミックな展開から背番号10の後藤祐輔が右サイドを抜け出すと、切り返しから左足でクロス。すると「練習時間より早くグラウンドに行って、練習していた形」と話した千葉がファーサイドに勢いよく走り込んで来てヘディングシュートを鮮やかにたたき込んで1点を返した。

 その後は、双方が選手交代を行いながら、熊本が攻め、塩釜FCがカウンターを狙う展開を続けた。熊本は、2年生ながらトップチームの一員として天皇杯に出場した経験を持つ長身レフティーの米原秀亮がCBとして活躍。背後を狙って来る相手の浮き球のパスをことごとくヘディングでカットした。米原は「フリーのときはGKにヘディングでパスをするなど状況判断もうまくできた。対人でもトップでの経験があったから、ほとんど負けずにできた」と手ごたえを話した。そして、試合終了間際、熊本は途中出場のFW池谷良真が自身のシュートのこぼれ球を押し込み、ダメ押しの5点目を奪った。

 熊本は、今季から財前恵一監督が就任し、持ち前のパスワークだけでなく、課題だった守備面を強化。トップチームに2種登録されている藤永、田上、米原らを中心にチーム力を上げて来た。終わってみれば5-1の大勝となったが、藤永は「早い時間で点が取れて楽に進められた部分は良かったけど、相手の時間になったときにどれだけ耐えられるかが大事。失点しまったので、その部分は物足りない」と課題も指摘した。次戦は、10月18日に行われる2回戦でヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対戦。初戦の勢いに乗じて、最高峰のプレミアリーグWESTに所属する格上撃破に挑む。

(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
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