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[選手権予選]埼玉2回戦のビッグマッチ、浦和東が延長戦で武南撃破!!:埼玉

ゲキサカ / 2015年10月13日 17時34分

[選手権予選]埼玉2回戦のビッグマッチ、浦和東が延長戦で武南撃破!!:埼玉

[10.12 全国高校選手権埼玉県予選決勝T2回戦 浦和東高 2-1(延長)武南高 埼玉スタジアム第4G]

 第94回全国高校サッカー選手権埼玉県予選は12日、決勝トーナメント2回戦を行い、4年ぶり6回目の全国大会出場を狙う浦和東高と9年ぶり15回目の全国大会出場を目指す武南高との注目対決は、延長戦を含む100分間の熱戦の末、浦和東が2-1で勝利。花咲徳栄高と戦う3回戦へ進出した。

 今年の新人戦準優勝、総体予選4強の浦和東と関東大会予選4強で、現在県1部リーグ首位の武南。浦和東MF望月海渡(3年)、武南MF紺野和也(3年)という注目レフティーも擁する両校は、ともに頂点を狙う戦力を有する伝統校だ。今季、武南に3戦3敗だった浦和東の望月は「抽選会の時も『武南とかは嫌だな』とみんなで言っていたんですけど、まさかになっちゃって」と苦笑したが、勝ち抜くためにはいつかは乗り越えなければならない相手。鈴木豊監督が「この1試合に懸けていた。本来ならば、選手権では準決勝、決勝へ向けてという調整をするんですけど、この2回戦に懸けて来た」というほど、浦和東は集中して“天敵”との一戦を迎えた。「打倒武南」の横断幕に一人ひとりが意気込みや自分がすべきプレーを書き込み、練習でキツイ時にはその文字を見て気持ちを引き上げるなど打倒・武南へ集中。今夏、フェスティバルで優勝するなど結果を残した浦和東だが、8月下旬から県1部リーグでは7試合未勝利が続くほど低調だった。それでも、この試合に懸けてきた浦和東が大一番を制した。

 武南は試合開始直後にいきなりのアクシデント。DF阿部匠(3年)が開始3分もしない段階で負傷し、治療のかいもなく、交代を余儀なくされてしまう。DFラインの緊急交代を強いられた武南を、「守備に関してはいつピークが来てもいい。(選手権予選へ向けて)守備の約束事とプレスのかけ方、組織で守るということに重点をかけてやってきた」という浦和東が好守からの多彩な攻撃でプッシュ。8分には自陣での組み立てから望月が左足で素晴らしい縦パスを通すと、これで抜けだしたMF米田大介(2年)が決定機を迎える。武南は飛び出したGK近藤耕太(3年)の好セーブで危機を逃れたものの、望月のロングキックやキープ力の高いFW境田悠史(3年)を活かした縦への速さに加えてポゼッションから横の揺さぶりなど緩急をつけた攻撃を見せる浦和東に主導権を握られてしまう。武南の大山照人監督は「急に(選手が)代わるとそっちに集中してしまって本来のことができなくなる。最初の5分で子どもたちにとってあらぬ展開になっているから仕方ないかもしれないけれど、ああいう展開で冷静にゲームをコントロールできる選手がひとりでもいてくれたら、少しでも違ったと思う」とこの前半にピッチの中で試合を落ち着かせることができなかったことを残念がった。

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