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[選手権予選]埼玉2回戦のビッグマッチ、浦和東が延長戦で武南撃破!!:埼玉

ゲキサカ / 2015年10月13日 17時34分

 それでも武南は16分に紺野のスルーパスに反応したMF玉上雅大(2年)が切り返しから左足シュート。20分にはカウンターからFW渡邉宏輝(3年)がチャンスを迎え、30分にも紺野の左クロスが渡邉に通り、シュートへ持ち込む。だがCB高橋隼人主将(3年)がカバーリングよくボールをかき出し、GK遠藤季久(3年)が好守を見せる浦和東は逆に31分、コンビネーションから縦へ仕掛けたFW境田悠史が敵陣PA手前でFKを獲得。「昨日の夜とか(無料コミュニケーションアプリの)LINEとかでみんなとコミュニケーションとって、『頑張れ』とか言ってもらった。(控えの選手も)みんなこの場所を目指している。出れない人の分まで頑張ろうと」と気合十分でこの試合に望んでいた望月が右中間の位置から放った左足FKが鮮やかにゴール右隅のネットを揺らし、浦和東がリードを奪った。

「前半、ベストに近い内容だった」と鈴木監督が振り返る浦和東は後半も望月の左足ミドルやクロスで追加点を狙う。だが、武南は15分に同点に追いつく。ゴール前の混戦から渡邉の放った右足シュートが相手DFのハンドを誘発。PKが与えられ、これを紺野が左足でゴール右へ沈めた。武南は中盤のラインを越えると、紺野、玉上の両翼のドリブルなどサイド攻撃からFW瀬川クーシャ(3年)、渡邉のパワフルな2トップへボールを放り込む。特に後半終盤は運動量の落ちた浦和東を武南が攻め立てる展開。だが、36分に敵陣でインターセプトしたMF大澤空(3年)のクロスに2トップが飛び込むが、高橋、CB岡田慎(3年)を中心とした浦和東のしぶとい守りに阻まれるなど勝ち越すことができない。

 浦和東は高橋が「(追いつかれた後に)自分たちの足が止まった。奪ったボールも繋げなくて2次、3次と相手に攻められて本当にきつかった」という後半を乗り越えると、延長戦では交代出場の選手たちがチャンスに絡む。対する武南も延長前半8分に絶妙なターンでDFを振り切った瀬川が左サイドを独走。だが、クロスは通らず、10分に大澤の左クロスを中央の渡邉が上手くコントロールしたシーンも決め切ることができない。武南は延長後半開始直後にも速攻から紺野が抜けだしたがシュートはゴール左へ外れてしまう。その直後、浦和東の赤いユニフォームが歓喜に舞った。2分、境田を起点としたコンビネーションで前線までボールを運ぶと、PAでFW篠崎翔吾(2年)が粘り、右サイドでフォローしたSB熊谷涼(3年)にボールが渡る。「1ステップでも奥まで蹴れるキックの力を持っている」(鈴木監督)という熊谷がエンドライン手前から鋭いスピンをかけて上げたクロスがクロスバーを叩いてファーサイドへ到達。これを延長後半開始から投入されていたFW大野栞太(3年)が左足ダイレクトでゴールへ押し込んだ。

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