[選手権予選]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.3
ゲキサカ / 2015年10月13日 19時26分
DF白井達也(市立船橋高3年)
「夏を過ぎてから一気に安定感を強めた。前方への当たりの強さが持ち味だったが、弱点だったカバーリングを磨き、名門の砦にふさわしい主軸に成長した。いまや守備の要として不可欠な選手となった。セットプレーの場面ではMF工藤友暉のキックからヘディングシュートによる得点が期待できる。攻守両面で『チームが困ったとき』に頼れる存在だ」
MF山本悠樹(草津東高3年)
「全国高校総体で取材した試合の中では、最もインパクトを受けた選手だった。関西方面から評判は聞いていたが、その評判から想像していたものをはるかに超えるレベルの高さに驚かされた。スペースを見逃さず、アイディアのあるプレーで使っていく様は、圧巻。単独でも連係プレーでも敵陣の攻略が期待できる、将来が楽しみなアタッカーだ」
MF小菅雷樹(新潟西高2年)
「堅守速攻型の新潟西において、サイドアタッカーとして中盤の仕掛け役を務める。最大の特徴は、両足を自在に操れるところだ。圧倒的なスピードや足技があるというタイプではないが、両足で小刻みに進路を変えられるため、多少、相手の足に引っかかった程度では手詰まりにならない。エースの鳥島佑紀は、マークの対象。小菅の働きが浮沈の鍵を握る」
MF橘田健人(神村学園高2年)
「霧島市の中体連から出現した、超技巧派。中盤の狭い局面でも、わずかに空いた進路を確実に見つけてボールを通す。ショートパスが多いが、ドリブルによる前進や、フリックなどアイデアのあるプレーも巧みに使い分ける。有村圭一郎監督は、ボールを受ける前の判断力を課題として指摘しつつも、受け継がれるエースナンバー14を彼に与えている」
MF藤川虎太朗(東福岡高2年)
「相手守備網の中でも機動力を見せる攻撃的MF。U-16代表の経験を持っており、早くから期待を受けていた選手だが、全国高校総体の出来は、別格だった。守備、走力で逞しさが増し、中盤でボールを奪い、ドリブルで運ぶ、あるいはパスを出してランニングして前へ出て、フィニッシュワークに絡む。すべての仕事をやってのけた」
MF菅原俊平(流通経済大柏高3年)
「かつてない不振にあえぐ強豪の復調は、この男なしにあり得ない。抜群のリーダーシップ、豊富な運動量、途切れることのない積極性。どのポジションに置いても菅原は菅原であり続ける。しかし、チームの不調を救えない苛立ちが、コーチングに反映されつつあるのは気がかり。ポジティブさ、思い切りの良さをチームに生み出せるかが最大のポイントだ」
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