最下位・清水は4連敗…今夜にも初のJ2降格が決定へ

[10.17 J1第2ステージ第14節 清水0-1仙台 アイスタ]

　年間最下位の清水エスパルスはホームでベガルタ仙台と対戦し、0-1で敗れた。今季3度目の4連敗を喫し、これで9試合勝ちなし(3分6敗)。この結果、年間15位の新潟が午後6時半キックオフの試合で松本に勝つか引き分けると、その時点で清水のJ2降格が決定することになった。

　今節の結果次第でクラブ史上初のJ2降格が決まる可能性もある清水。勝てば今節での降格決定は阻止できるが、試合開始早々の前半4分にいきなり失点した。仙台はMF梁勇基の右CKにFWハモン・ロペスが頭で合わせ、先制点。幸先よくリードを奪った。

　反撃に出たい清水だが、なかなかシュートまで持ち込めない。前半24分、今季初先発のMF澤田崇が右足ミドルを放つが、ゴール上へ。同33分には右CKのセカンドボールをつなぎ、MFミッチェル・デュークが頭で落としてDFカルフィン・ヨン・ア・ピンが右足ボレーで狙ったが、枠を捉えられなかった。

　残留に望みをつなぐためにも是が非でも逆転したい清水。後半3分、FW大前元紀が左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でミドルシュートを打ったが、クロスバーを越えた。攻勢を強めて仙台を押し込むが、1点が遠い。後半22分、途中出場のFWピーター・ウタカがマイナスに折り返し、澤田がシュートを狙ったが、DFのブロックに阻まれた。

　結局、最後まで1点を取り切れず、0-1の零封負け。これで4連敗となり、年間勝ち点21のまま上積みすることはできなかった。この結果、勝ち点30の15位新潟が今夜の松本戦に勝つか引き分けで、清水の年間16位以下が確定。3試合を残して来季のJ2降格が決まる。
●[J1]第2ステージ第14節 スコア速報