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[選手権予選]続けてきた「見えない力を引き寄せる」ための取り組み、多摩大目黒が初の4強“聖地・西が丘”へ!:東京A

ゲキサカ / 2015年10月20日 13時53分

[選手権予選]続けてきた「見えない力を引き寄せる」ための取り組み、多摩大目黒が初の4強“聖地・西が丘”へ!:東京A

[10.18 全国高校選手権東京都Aブロック予選準々決勝 多摩大目黒高 1-0 東京実高 大泉高G]

 第94回全国高校サッカー選手権東京都Aブロック予選は18日、準々決勝を行い、ともに初優勝を狙う東京実高と多摩大目黒高が激突。FW加藤天馬(3年)の決勝ゴールによって1-0で勝った多摩大目黒が、初の準決勝進出を決めた。多摩大目黒は11月7日の準決勝で堀越高と戦う。

 多摩大目黒が、苦しみながらも初の「西が丘進出」を決めた。東京都1部(T1)リーグでは、伝統校の帝京高と0-1の接戦も演じた一方で駒澤大高や國學院大學久我山高に8点差で敗れるなど18戦全敗。自信を喪失してもおかしくないような成績でリーグ戦を終えた。だが、「真面目で、自分の与えられたことをしっかりやる子たちなので、それが組織としてできたのかなと思います。技術レベル、運動能力は低いですけど組織のところでカバーしあってやれたと思います」という遠藤雅貴監督の下で80分間戦い抜き、現在T2リーグ首位で今大会のダークホースとも言える存在だった東京実をわずかな差で上回った。

 多摩大目黒は主将のMF中島慶之(3年)が「自分たちはT1全敗で、相手はT2の首位争いをしている。自分たちはチャレンジャーで失うものはないということなので、前からガツガツ行くということを心がけて80分間やり通しました」と振り返ったように、コンパクトな陣形から積極的な守備。同時に、FW栗田マーク(3年)らスピードある東京実FW陣への配球に対し、多摩大目黒のDFラインはこの試合へ向けて徹底してきたという状況判断良くラインコントロールすることで対応する。10番MF福本純也(3年)、1年生MF中村亮太という両アタッカーを中心とした攻撃面では落ち着いてボールを動かすことができず。それでも1チャンスを確実に決めてリードを奪う。前半25分、オフサイドギリギリのタイミングで抜けだし、「結構冷静に行けました」という加藤がGKをかわして先制ゴールを流し込んだ。

「めちゃくちゃ嬉しかったです」と加藤。GK大野隆滉(3年)のファインセーブなどもあって前半を1-0で折り返した多摩大目黒だが、後半は東京実の猛攻を受けてしまう。特に終盤はPAへ押し込まれてクロス、シュートを連発された。だが、多摩大目黒は33分にCB池田篤生(2年)と右SB八田真風(2年)が2人がかりのタックルで東京実FW萩原陸(2年)のシュートをブロックしたほか、CB宮崎隼(3年)や左SB関澤海(1年)らがシュートシーンをつくられても最後まで諦めない姿勢を見せて、スライディングして、足を必死に伸ばしてボールに当てるなど東京実のシュートコースを塞ぎ続ける。逆にFW石井翔(3年)のスピードを活用して攻め返すシーンもつくった多摩大目黒に対し、東京実はサブ組の選手たちからの涙声混じりの後押しを受けながら反撃。だが、東京実はアディショナルタイムにPAから栗田が右足を振りぬくなどシュートまでは持ち込んだものの、ゴールを破ることはできず、敗退が決まった。

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