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[選手権予選]盛岡中央が伝統校2強の一角崩す!盛岡商を4発撃破で3年ぶりVへ王手!

ゲキサカ / 2015年10月28日 6時9分

[選手権予選]盛岡中央が伝統校2強の一角崩す!盛岡商を4発撃破で3年ぶりVへ王手!

[10.27 全国高校選手権岩手県予選準決勝 盛岡商高 1-4 盛岡中央高 盛岡南公園球技場]

 第94回全国高校サッカー選手権岩手県予選は27日、準決勝を行い、新人戦、総体予選優勝の第1シード・盛岡商高と県1部リーグ優勝の盛岡中央高との一戦は盛岡中央が4-1で快勝。3年ぶり2回目の全国大会出場へ王手を懸けた盛岡中央は11月1日の決勝で遠野高と対戦する。

 盛岡商、遠野という伝統校2強の一角を食った。それも4-1という会心のスコア。主将のMF舘尚斗(3年)が「岩手は盛商、遠野を倒してナンボというところがあるので、みんな気合入っていたと思いますし、声も出ていたのでいけるという雰囲気はありました」と振り返る盛岡中央が、3年ぶりの岩手制覇へ前進した。

 前半は3-0。コイントスで勝った舘はチェンジサイドを要求して風上を取った。心理的にも攻める姿勢を打ち出した前半に奪った大きなリード。小原祐一監督も「出来過ぎですよね。ゲームプランに3-0で折り返すのはなかった」と苦笑したように、“出来過ぎ”の前半が試合の軸を大きく傾けた。立ち上がりに押し込んだのはエースFW遠藤陸玖(3年)を負傷で欠き、2年生が先発8人を占めた盛岡商の方。試合開始直後にMF日下奈樹(2年)が柔らかいタッチのドリブルで仕掛け、それをフォローしたMF渡邊翔(3年)の折り返しにFW菅野秀哉(2年)が飛び込む。その後もボールを握る盛岡商は敵陣でプレーする時間を伸ばし、クロスや左SB腹子直哉(2年)のロングスローからゴールを狙った。

 盛岡中央はFW藤井敦成(2年)がパワフルなドリブル突破で左サイドを破ったほか、カウンターで攻め返すシーンもあったが、盛岡商は19分にも右サイドを緩急あるドリブルで切り裂いたMF采田涼太(3年)が左足シュート。さらに20分には左CK後の混戦からゴールエリアの菅野が右足で押し込もうとする。だが、盛岡中央はこの決定的な一撃をCB及川涼介(3年)が右足でシュートブロックしてゴールを許さない。

 我慢する時間帯の続いた盛岡中央だったが、それでも及川と中島浩平(3年)の両CBが良く相手の攻撃を跳ね返したほか、個々のハードワークも目立つ。そして22分、1チャンスをゴールへ結びつけた。この日右サイドで走力を示していたSB千葉亮介(3年)からのパスを右中間で受けた184cmFW藤井が、右足シュートをゴール左隅へねじ込んだ。小原監督も「決定力が上がってきた」と目を細める2年生ストライカーの一撃で先制。すると、盛岡中央は31分にも右サイドで10番MF三上大翔(2年)からのパスを受けた千葉がゴールライン際を突破してクロス。これをファーサイドの藤井が頭で折り返すと、ゴールエリアへ飛び込んだFW鈴木耕大(3年)が1タッチでゴールへ沈めて2-0とした。

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