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[プレミアリーグEAST]大一番でも「いつも通り」序盤から猛プッシュ、首位奪取の鹿島ユースが初Vへ逆王手

ゲキサカ / 2015年11月30日 8時23分

[11.29 高円宮杯プレミアリーグEAST第17節 鹿島ユース 1-0 青森山田高 鹿島クラブハウスG]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEASTは29日に第17節を行い、首位・青森山田高(青森)と勝ち点2差の2位・鹿島アントラーズユース(茨城)が激突。ホームの鹿島が1-0で勝利し、首位へ浮上した。残り1節となったプレミアリーグEASTの優勝は、鹿島と青森山田の2チームの争いに。12月5日の最終節で鹿島は市立船橋高(千葉)と、青森山田はFC東京U-18(東京)とそれぞれ対戦する。

 青森山田が勝てば優勝の決まる首位決戦。ここで首位を奪い取るためには勝つしかなかった鹿島だが、気持ちが入り過ぎることはなかった。熊谷浩二監督が「いつも通りです」と説明したように、大一番を「いつも通り」にやるために準備してきたという一週間の成果を開始から示す。序盤、やや硬さの見られた青森山田に対し、「自分たちはいつも前から行くスタイル」(町田)の鹿島はこの日もトップギアで試合をスタート。そして7分、自陣からのカウンターで左サイドを突いたMF西本卓申がDFと1対2の状況から一気に打開してゴールエリアまで持ち込むと、後方から倒される形でPKを獲得する。大一番の試合開始直後に生まれたビッグプレー。「相手の攻撃の裏返しは、相手も後ろの枚数が少なかったので、味方がボールを持った瞬間に自分がまず自分が前でタメをつくろうという意識でいったんですけど、前向いたら2人しかいなくて行けるなと思って縦に突破して、いい感じでファウルもらえてラッキーでした」という西本が獲得したPKを、キッカーのMF平戸太貴が右足でゴールへ沈めて鹿島がリードを奪った。

 鹿島は運動量、強さ、そしてDFと入れ替わるスキルの高さも示すFW垣田裕暉が前線で主導権を握る。両CBが厳しく行ききれない部分があった青森山田は垣田に攻撃の起点を作らせてしまい、また判断ミスなどで後手の展開となってしまう。サイドの高い位置を取る鹿島はMF吉岡樹利也やMF田中稔也も仕掛けを見せると19分、左SB大里優斗の左クロスがGKの指先を抜け、ファーサイドの田中が決定的なヘディングシュート。33分には吉岡のパスから西本がDFの背後へ抜けだして決定機を迎えた。

 青森山田も右SB原山海里のロングスローをニアサイドで合わせる形で鹿島の守りを揺さぶっていたほか、30分頃からは意図的にグラウンダーでボールを動かす時間帯を増やしていく。だが、エースMF神谷優太が鹿島MF千葉健太主将にマークされる中、高い位置までボールを運ぶことができない。

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