1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[大学選手権]4冠目指す関学大が前半の3発で逃げ切る…G大阪内定の注目FW呉屋は1得点

ゲキサカ / 2015年12月11日 15時24分

[12.10 大学選手権2回戦 札幌大2-3関西学院大 夢の島]

 アパマンショップPresents第64回全日本大学選手権(インカレ)の2回戦が10日に行われ、夢の島競技場の第2試合では、夏の総理大臣杯を制した関西学院大(関西1)が札幌大(プレーオフ)を3-2で下した。13日の準々決勝では流通経済大(関東4)と対戦。昨年度大会決勝戦のリベンジに挑む。

 慌ただしい立ち上がりになった。開始4分、まずは関学大が先手を奪う。相手のクリアボールを右サイドで受けたMF森俊介(3年=東山高)のクロスをニアに走り込んだMF出岡大輝(3年=G大阪ユース)が合わせて先制。しかし直後の5分、今度は札幌大が右サイドから展開。FW澤野康介(4年=横浜創英高)がシュート性のボールを蹴ると、MF大友一就(4年=旭川実高)が頭でコースを変えて試合を振り出しに戻した。

 それでも関学大は慌てない。前半18分、右CKをFW呉屋大翔(4年=流通経済大付柏高、ガンバ大阪内定)がヘディングで合わせる。呉屋本人は「ラインを超えていた」と話したが、公式記録は押し込んだ出岡のゴールになった。しかし、そんな呉屋も同24分に森のクロスを反転左足シュートできっちりゴールネットを揺らす。同27分のMF小林成豪(4年=神戸U-18、ヴィッセル神戸内定)のボレーシュートは右ポストを叩いたが、ポゼッションを高めた内容で、札幌大を圧倒した。

 しかしそんな関学大も後半は突き放すことができない。逆にカウンターを浴びる場面が目立ちだす。12分にはMF平塚悠知(1年=北海道大谷室蘭高)にミドルシュートを打たれると、GK上田智輝(2年=京都U-18)が左手一本でセーブ。同23分にはDF廣瀬将大(4年=北海高)にバイシクルシュートを打たれるが、枠外に外れてくれた。

 札幌大から見ると、終盤は押せ押せの展開になる。そして後半39分には平塚の左クロスを大友が頭で合わせて、1点差に迫る。さらに同45分には平塚のミドルからゴール前での混戦を作るが、押し込むことが出来ず。今季の大学サッカーを引っ張る関学大をあと一歩のところまで苦しめた。

 総理大臣杯予選となる関西選手権、総理大臣杯、さらに関西リーグと3冠を達成している今季の関学大。伝説の4冠へ向けた第1歩は苦しみながらも最低限の結果を残した。ただ、ヴィッセル神戸に入団が内定している小林は「ゴール前に飛び込んだり、スプリントが少ない」と反省。「札幌大がいいチームなのは分かっていた」と話した成山一郎監督は、「4回生が盛り返してくれると思う」と上級生の奮起を期待した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください