[大学選手権]4冠目指す関学大が前半の3発で逃げ切る…G大阪内定の注目FW呉屋は1得点

　13日の流通経済大戦は、昨年度決勝のリベンジマッチになる。キャプテンで卒業後は徳島ヴォルティスに入団するDF井筒陸也(4年=初芝橋本高)は、「去年の対戦でも個人としてはやれると感じた。自分たちのペースに持ち込みたい」。流通経済大柏高出身、昨年の対戦ではシュートゼロに抑え込まれるなど苦い思いをしたエース呉屋は、「流経に関してはあまり考えずに、普通の準々決勝としてとらえて臨みたい」と静かに闘志を燃やした。

　一方の善戦むなしく敗れた札幌大。木島敦コーチも、「もう少し防げた。過剰に力があると警戒しすぎていた。経験のなさが出てしまった」とうなだれる。しかし、「日頃は土のグラウンドで練習している。こちらに来て関東2部のチームと練習試合をしてもボールを持たれてしまう。そういう意味では大会に出たことで選手たちも勉強になったと思う」と選手らの健闘を称えていた。

(取材・文　児玉幸洋)●第64回全日本大学選手権特集