[プレミアリーグ参入戦]序盤の攻防で難敵・大社を圧倒!“公立の雄”大津がプレミア復帰王手!
ゲキサカ / 2015年12月12日 11時52分
[12.11 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 大津高 5-0 大社高 コカ広島ス]
高校年代最高峰のリーグ戦プレミアリーグ参入4枠を懸けた高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグ参入戦の1回戦が11日に行われ、プリンスリーグ九州優勝の大津高(熊本)とプリンスリーグ中国3位の大社高との一戦は5-0で大津が快勝した。大津は13日の2回戦で静岡学園高(東海1、静岡)と対戦。勝てば13年以来となるプレミアリーグ復帰が決まる。
プリンスリーグ九州で唯一の公立校ながら14勝3分1敗、2位に勝ち点13差をつける圧倒的な強さで優勝。年末年始に開催される全国高校選手権でも優勝候補の一角に挙げられる“公立の雄”大津が、この日も強さを示してプレミアリーグ復帰へ王手をかけた。選手権島根県予選で全国高校総体4強の立正大淞南高を下して優勝している難敵・大社に加え、静岡の伝統校・静岡学園高、Jクラブユースの名門・東京Vユースとプレミア参入を争う激戦区。だが、「俺達の進化は終わらない、止まらない」と常に進化を目指し続ける大津は平岡和徳監督も「厳しいパートだけど、厳しいチームとやった方が子供たちの成長は加速しますから」とこの厳しい戦いが選手たちの成長を促すと歓迎。この日はG大阪内定でU-18日本代表のエースFW一美和成やMF河田健太郎らを欠く陣容ながらも立ち上がりの7分間で2ゴールを奪い、「代わりに来ている選手たちがチャンスだと思ってやってくれている」と平岡監督が目を細める戦いぶりで快勝を収めた。
勝負の軸は序盤の攻防で大きく大津へと傾いた。佐々井秀臣監督が「入りが弱かった。凄くルーズだったですね」と首を振り、FW桑垣誓広主将も「立ち上がりで1対1とか厳しくいけなかった。もっと自分たちの攻撃が立ち上がりからできていたら展開も変わったと思う」と無念の表情を浮かべた大社に対し、大津は4分、CKのこぼれ球を拾った司令塔・MF河原創の右クロスをファーサイドでDFの間に入ったU-18日本代表CB野田裕喜主将(3年、G大阪内定)が頭で合わせて先制点。さらに7分には故障から復調してきたMF原岡翼が決めて2-0と突き放す。出鼻をくじかれた形になった大社もポゼッションから反撃。DFのタイミングをわずかにずらすパスでリズムを掴んで決定機をつくり出す。9分には右クロスからMF廣江太輝がヘディングシュート。11分には最終ラインを突破した桑垣が決定的な右足シュートを放つ。
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