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[選手権]全国優勝へ、得点記録更新へ、東京五輪世代のエース・桐光学園FW小川「期待されて、期待通りのプレーをやっていきたい」

ゲキサカ / 2015年12月31日 11時39分

 第94回全国高校サッカー選手権が30日、開幕した。今回参加する48校の中でJクラブへ進むことが発表されているのは8選手。中でも最も注目を集めている存在が東京五輪世代、U-18日本代表のエースストライカーである、桐光学園(神奈川)FW小川航基主将(3年、ジュビロ磐田内定)だ。

 開会式に参加した小川は高校生活最後の公式戦となる選手権について「いよいよ来たな、という感じでワクワクしています」と微笑んだ。1年時から名門・桐光学園の主力として注目を集めていたが今回、大会の主役候補として2年ぶりに選手権の舞台に帰ってきた。FW大迫勇也(現ケルン)が鹿児島城西高時代に叩きだした1大会10得点の個人最多得点記録(首都圏開催移行後)更新という目標を公言しているFWは、大迫越えへの期待の声など自身にとってはかつてないほどの重圧の中で大会を迎える。

 それでも「注目されることはありがたい。注目されたからどうこうではなく、いつもどおり自分を出したい。期待されて、期待通りのプレーをやっていきたいと思っています」とこの男は逞しく、注目通りの活躍をすることを目指している。重圧を乗り越えることが自身の成長にも繋がるから。神奈川県予選決勝で2ゴールを決めてチームを全国へ導いたFWはしなやかな動きでボールをキープすることも、中盤に降りて攻撃を組み立てることもできるが、ゴール前での勝負にこだわる。そして1タッチシュートやミドル弾、長身を活かしたヘッドなど多彩なシュートで連発するゴールをひとつも多く重ねるつもりでいる。「ゴール前でしっかりと仕事して、ゴールというところで見てもらえれば良いと思います。自分が決めるか決めないかはだいぶ大きいと思う」と結果を示すことを誓った。

 チームとしての目標は全国優勝。「全国制覇できるクオリティにはあると思っているので、強いだけというか淡々とやって勝てる大会ではないので細かいところまで追求して抜かり無くやっていきたいですね。強いだけじゃ上がっていけない。強さプラス何かを兼ね備えていないと上に行けないと思います」。小川、桐光学園が追求してきた全国優勝するための「何か」とは。「戦い方はもちろんですけど、運を持ってくることだったり、細かいところ、オフ・ザ・ピッチのところが大事かなと。もっともっとできたかなと思いますけれど、やってきたほうだと思います。学校内でできていなければ指摘して、ミーティングというのも何回もやってきましたし、そういうところをしっかりやっていかないと全国優勝というのは絶対にできない」

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