[選手権]久々80分勝利に「何年ぶり?」青森山田が大社に劇的大逆転
ゲキサカ / 2015年12月31日 17時44分
[12.31 全国高校選手権1回戦 青森山田高3-2大社高 ニッパツ]
第94回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦を行い、ニッパツ三ツ沢球技場の第1試合では青森山田高(青森)が大社高(島根)に3-2の逆転勝利をおさめ、2大会ぶりに初戦を突破した。来年1月2日の2回戦では聖和学園高(宮城)と対戦する。
序盤は中盤でのせめぎ合いが続き、互いになかなかシュートシーンをつくれない。青森山田は前半24分、湘南ベルマーレ入団内定のMF神谷優太(3年)が反転から左足ミドルを狙うが、ゴール上へ。同31分には右サイドからDF原山海里(3年)がロングスローを放り込み、MF嵯峨理久(2年)が直接頭で合わせたが、クロスバーを超えた。
すると直後の前半32分、大社は右サイドをオーバーラップしたDF園山栄樹(3年)がゴール前にクロス。ファーサイドのFW桑垣誓広主将(3年)が頭で合わせると、DFに当たったこぼれ球を桑垣が角度のない位置から左足で流し込み、先制のゴールネットを揺らした。
さらに前半37分、大社は中央からMF黒崎龍樹(3年)がノールックで絶妙なスルーパス。これに反応した桑垣が右足アウトサイドのワンタッチシュートでU-18日本代表GK廣末陸(2年)の股間を抜き、2-0とリードを広げた。青森山田も前半終了間際の同39分、原山のロングスローからこぼれ球をMF高橋壱晟(2年)が落とし、神谷が右足ダイレクトボレー。豪快にゴールネットに突き刺し、1-2と1点を返して前半を折り返した。
1点ビハインドの後半6分、青森山田は嵯峨に代えてFW田中優勢(3年)を投入。神谷がインサイドハーフから3トップの左ウイングにポジションを移した。すると迎えた後半16分、中盤のセカンドボールを拾い、PA手前やや右から高橋が右足を一閃。弾丸ミドルでニアサイドを破り、2-2の同点に追いついた。
逆転ゴールを目指して勢い付く青森山田が一気に大社を押し込む。後半23分、神谷が左45度の位置で自ら獲得した直接FKを狙うが、GK村田啓也(3年)がセーブ。同33分、MF豊島祐希(3年)に代えてMF吉田開(3年)、同34分にはFW鳴海彰人(2年)に代えてFW成田拳斗(3年)を投入した。後半36分、最後の交代枠を使ってMF住永翔(2年)を下げ、DF波塚勇平(3年)を前線に送り込む。最後まで勝ち越しゴールを狙って攻撃の姿勢を貫くと、後半アディショナルタイム2分に、その執念が実った。
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