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[選手権]“3年間西が丘無敗”國學院久我山がラストプレー同点弾など驚異の粘り見せた明秀日立をPK戦で退ける

ゲキサカ / 2016年1月2日 20時28分

[1.2 全国高校選手権2回戦 國學院久我山2-2(PK3-1)明秀日立 味フィ西]

 全国高校サッカー選手権大会の2回戦が2日に行われ、味の素フィールド西が丘の第1試合では、國學院久我山高(東京A)が明秀日立高(茨城)を2-2から突入したPK戦の末に3-1で下し、3回戦に進んだ。3日のゲームでは神戸弘陵高(兵庫)と対戦する。

 序盤からペースを掴んだのは國學院久我山だった。MF内桶峻(3年)のいる右サイドを中心に明秀ゴールに迫ると、25分にはMF名倉巧(2年)のドリブル突破が相手のファウルを誘い、いい位置でFKを獲得。しかし、FW内桶峻(3年)の狙ったシュートは枠内を捕えることはない。同34分には名倉がFW澁谷雅也(2年)とのワンツーでゴールに向かうが、これもシュートが枠を捕えることはなかった。

 明秀日立は押されながらも前線からの素早いプレス、細かいパスワークでリズムを取り戻す。そして後半に入ると立て続けにチャンスを迎える。7分には浮き球パス一本でMF吉田知樹(3年)が裏に抜けるが、惜しくもシュートまで持ち込めず。同9分にはDF林大地(3年)の左クロスをファーサイドで吉田が折り返すが、中に誰も飛び込むことが出来なかった。

 すると久我山がまずは個の力でゴールをこじ開ける。後半12分、名倉の縦パスを受けた澁谷が、DFに囲まれながらも切り返しでコースを作って右足を振り抜く。ボールに勢いはなかったが、エリア外から放たれたシュートは、GK宮田英幸(3年)のタイミングを外して、ゴールネットに吸い込まれていった。

 明秀日立は後半24分から1週間前の練習で負傷したためベンチスタートが続く主将DF石川慶人(3年)を最前線に起用。前線に高さを与えて、パワープレーに出る。しかし次の得点も久我山に入る。同36分、左サイドからのFKを獲得すると、DF山本研(3年)の弾丸シュートが枠内を捕え、リードが2点に広がった。

 ただ、明秀日立の反撃はここからだった。失点直後のリスタートでボールを繋ぐと、途中出場のMF小磯克文(2年)が中央から右足でゴールネットを揺らして1点差。勢いのままに後半アディショナルタイムに突入すると、AT4分、DF菅野佑哉(3年)の蹴ったFKが浮き球になって繋がると、右サイドにいたDF小池架惟斗(3年)がヘディングで押し込む。久我山DFがライン上でかき出したが、副審がゴールを認定。直後に試合終了のホイッスル。文字通りのラストプレーで勝敗の行方はPK戦に委ねられることになった。

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