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[選手権]前橋育英は2年連続8強入りも油断なし「まだ最強のチャレンジャーになっていない」

ゲキサカ / 2016年1月4日 7時50分

 帝京三も村上の思い切ったドリブル突破や前線へ投入されたDF松本大輔(2年)のシュートなどで反撃するが、流れを変えることはできない。それでも31分、MF山元潤(3年)の左FKに松本大輔が競ると、こぼれ球を松本が自ら左足で押し込んで1点を返した。だが終盤も決定機をつくった前橋育英が押し切って3-1で勝利。8強入りを決めた。

 U-19日本代表に選出されていたMF鈴木徳真やMF渡邊凌磨を擁して初の決勝進出を果たした昨年から主力メンバーが入れ替わった今年、前橋育英は選手権予選まで県内無冠。名門は苦しい1年を戦ってきた。その中で「インターハイは(予選)決勝で焦ってしまって何もできなかった。(選手権)準優勝したのは(先輩たちであり)自分たちじゃないとはっきりしたんで、自分たちは力がないというか、チャレンジャーだということを明確にして。夏、厳しい練習をチャレンジャーとしてやりました」(金子)。そして「最強のチャレンジャーになる」と言い続けて努力してきた結果が、強豪集うプリンスリーグ関東で2位、そして選手権ベスト8進出という結果に結びついた。

 MF細貝萌ら名選手を育ててきた山田監督が「元々ボクはそんな悪く無いと思っているんですよ。結果が出なくて。プリンスリーグは2位で(上位は)ヴェルディ、前育、マリノスだから。ボクは力があると思っている」と力を認める世代でもある。その力を発揮して8強入り。だが、横澤が「粘り強さというか全員で泥臭くやってきたから勝てている。まだまだ力はないです」と引き締め、尾ノ上も「まだ最強のチャレンジャーになっていない」。気迫の部分もまだまだ物足りない。秘めている力、闘志を全国舞台でもっともっと発揮して、「チャレンジャーとして」頂点まで闘いぬく。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[写真]前半25分、前橋育英は横澤が先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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