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[選手権]“赤い彗星”冬も輝く!東福岡が5発、17年ぶりVで夏冬全国連覇達成!

ゲキサカ / 2016年1月12日 8時18分

[1.11 全国高校選手権決勝 東福岡高 5-0 國學院久我山高 埼玉]

 第94回全国高校サッカー選手権は11日、埼玉スタジアム2002で決勝戦を行い、17年ぶりの優勝を狙う東福岡高(福岡)と初優勝を懸けた國學院久我山高(東京A)が激突。東福岡が5-0で勝ち、夏の全国高校総体優勝に続く、全国2冠を達成した。

 97年度、98年度の全国高校選手権を制している“赤い彗星”こと東福岡は今夏の全国高校総体覇者で高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグWESTで2位に食い込んでいる。一方、「美しく勝て」をモットーに戦う國學院久我山は今大会で同校初となる準決勝進出。準決勝ではプレミアリーグEAST2位の青森山田高を破って初の決勝進出を果たした。

 東福岡は4-5-1、國學院久我山は4-3-3システムでファイナルをスタート。東福岡はGKがU-18日本代表候補の脇野敦至(3年)、4バックは右林雄都(3年)、CB福地聡太(3年)、CB児玉慎太郎(2年)、左SB小田逸稀(2年)、中盤は鍬先祐弥(2年)をアンカーにインサイドハーフが藤川虎太朗(2年)と中村健人主将(3年)。右MFが三宅海斗(3年)、左MFが橋本和征(3年)、1トップは餅山大輝(3年)が務めた。

 一方の國學院久我山はGK平田周(1年)、4バックは右SB宮原直央主将(3年)、CB野村京平(3年)、CB上加世田達也(1年)、左SB山本研(3年)。中盤は知久航介(2年)と鈴木遥太郎(3年)のダブルボランチでトップ下が名倉巧(2年)。3トップは澁谷雅也(2年)を中央に右FW内桶峻(3年)、左FW小林和樹(3年)の陣容となった。

 序盤、東福岡は右の三宅や中村がアーリークロスを入れる。7分には餅山が右中間を抜けだしたが國學院久我山はCB野村が素晴らしいカバーリング。ともにショートコンビネーションを交えてグラウンダーのパスを繋ぎ合う中、國學院久我山は18分にチャンスを迎える。左サイドからショートパスを繋ぎ、最後は中央で粘った名倉のパスを受けた内桶が左足シュート。だがこれを脇野がキャッチした東福岡は24分に中央からドリブルで持ち込んだ藤川が強烈な右足シュートを打ち込む。さらに跳ね返りを繋いで中村がダイレクトの左足シュートを枠に飛ばした。

 先制点は流れるようなパスワークから生まれた。前半35分、東福岡は左サイドの橋本を起点に餅山、中村と1タッチで繋いでPA中央でボールを受けた藤川がDFを引きつけて右サイドへラストパス。飛び込んできた三宅が放った左足シュートがニアサイドを破って東福岡がリードを奪った。東福岡は中盤、前線の選手と最終ラインとの献身的な挟み込みで國學院久我山アタッカー陣に自由を与えず、主導権を握ったまま試合を進めていく。 

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