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「サッカーを通じて、いわき市を東北一の都市にする」いわきFC発足!!第1期メンバー募集開始

ゲキサカ / 2016年1月13日 23時58分

「アンダーアーマー」を日本で展開するドームは13日、都内の有明コロシアムで「ドームキックオフパーティー2016」を開催し、福島県社会人2部リーグに所属する「いわきFC」の運営を主事業とする「株式会社いわきスポーツクラブ」を新たに設立したことを発表した。

「株式会社いわきスポーツクラブ」は将来的なJリーグ参入を目指し、社長には湘南ベルマーレ前社長の大倉智氏(46)を迎えた。クラブのビジョンは「サッカーを通じて、いわき市を東北一の都市にする」。ドームがいわき市に建設し、今春より稼働を予定している自社物流センター「ドームいわきベース(DIB)」に拠点を置く。

 現役時代に柏レイソルやジュビロ磐田などでプレーした大倉社長は引退後、スペイン・バルセロナのヨハン・クライフ大学でスポーツマネジメントを学んだ。帰国後はセレッソ大阪でチーム統括ディレクター、湘南で強化部長、ゼネラルマネジャーを歴任。14年4月に湘南の代表取締役社長に就任した。

 その後、ドームの安田秀一社長と出会い、さまざまな議論をかわす中、「スポーツを通じて世の中を豊かにする」というドームの企業理念に共感。導き出された“答え”が、いわき市を拠点としたいわきFCの運営だった。

 昨年、福島県社会人リーグ3部に所属していたいわきFCは今季の2部昇格を果たした。大倉社長は昨年末に湘南の社長を退任。新たな挑戦を決意し、「理念が合致した」(大倉社長)として、いわきFCの運営権を譲り受けた。

 5年後を目標にスタジアムの建設も計画している。「街のド真ん中にスタジアムをつくって、365日稼働させたい。そこに人が集まり、周りにいろんなものができて、若者が戻ってくる。スタジアムビジネスを通じて東北一の都市にしていきたい」と、大倉社長はビジョンを描く。

 いわきFCの拠点となる物流センター「DIB」の敷地内にはグラウンドとクラブハウスを建設中で、6月に完成予定。「午前中にグラウンドで練習をして、クラブハウスで昼食を取ったら、午後は物流センターで働く。この空間ですべてが完結するんです」。現状、Jリーグの下部カテゴリではサッカーだけでは生活できず、アルバイトなどで生計を立てている選手も多い。大倉社長は「ここでしっかり仕事もできるというのは、Jリーグのセカンドキャリアという観点からも非常に大切な環境になる」と力説する。

 監督には元オランダ代表FWのピーター・ハウストラ氏を招聘する。現役時代には95、96年の2シーズン、サンフレッチェ広島にも在籍。トゥエンテ(オランダ)やレンジャーズ(スコットランド)、リールス(ベルギー)などでプレーし、引退後はフィテッセやアヤックス(ともにオランダ)でアシスタントコーチ、フローニンゲン、デ・フラーフスハープ(ともにオランダ)で監督を務めた。

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