[新人戦]東海大望洋振り切りブロック決勝進出、横山杯優勝後に苦戦続いた習志野は謙虚に成長目指す
ゲキサカ / 2016年1月31日 8時35分
[1.30 千葉県高校新人大会Aブロック準決勝 習志野高 2-0 東海大望洋高 柏日体高G]
平成27年度千葉県高校新人サッカー大会は30日、AブロックからHブロックまでの各ブロック準決勝を行い、Aブロックの習志野高対東海大望洋高戦は右SB井上晃史郎(2年)とFW米田陽斗(2年)のゴールによって習志野が2-0で勝利。市立柏高と戦うブロック決勝(31日)へ進出した。
序盤からボールを支配した習志野が主導権を握って攻めた。推進力ある動きで年末から台頭したMF松木玲生(2年)と「意外と落ち着いている。若干ですけれど長いボールも蹴れる」(砂金伸監督)という1年生ゲームメーカーMF愛澤健太中心にボールを動かす習志野は、10番を背負う左MF金木壱成(1年)と右のMF吉井祐太(2年)の両翼の個人技などによってサイドを打開。チャンスを増やすと、9分に金木の折り返しをFW及川成弥(1年)が左足で合わせ、10分にも「自分はスピードが武器なのでどんどんえぐっていく」という井上が右サイドをえぐり、決定的なラストパスを中央に入れる。20分にも左サイドへの展開からドリブルでDFをかわした金木の右足シュートがニアサイドのゴールを捉えた。だがこれがGK根路銘海(2年)に阻まれたほか、CB松下未来哉(2年)とCB秋元佑太(2年)中心に高いDFラインを敷いてコンパクトな守備を見せる東海大望洋の好守にパスを引っ掛けられてFW松江郁弥(1年)、MF高橋岳(2年)らが繰り出すカウンターを受けるようなシーンが続いた。
年末に開催された横山杯 第16回全国ユース招待サッカー大会MVPのCB埴田裕己(2年)を中心とした守備で相手に決定機をつくらせなかった習志野だが、ゴールが遠かった。31分に右クロスをファーサイドの金木が折り返してMF松木玲生(2年)が飛び込み、直後にも金木のラストパスに吉井が合わせたがいずれもわずかに枠外。ようやく東海大望洋ゴールをこじ開けたのは前半アディショナルタイムに突入してからだった。41分、左SB海田航佑主将(2年)の右CKをDF井上が頭で叩き込む。今大会初戦後にチーム内で話し合って167cmと小柄ながらもヘディングで強さを発揮する井上をセットプレーのターゲットのひとりに加えていた習志野。「跳躍力もあるんですけど、『CKはマーク外せば身長は関係ない』と言われていたので相手の背後を取る練習をして、(相手の)タイミングを外せば決めれると考えていた」という井上のゴールによって待望の先制点を奪った。
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