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[新人戦]東海大望洋振り切りブロック決勝進出、横山杯優勝後に苦戦続いた習志野は謙虚に成長目指す

ゲキサカ / 2016年1月31日 8時35分

 後半12分には交代出場の米田が左足ミドルをゴール右隅へねじ込んで2-0。その後もサイドを攻略して決定機をつくる習志野だが、シュート精度を欠いたり、最後の局面でのコンビネーションが合わなかったりで3点目を奪うことはできず。東海大望洋MF吉井大晟(2年)が蹴りこんでくるセットプレーや相手のカウンターを阻止して快勝したものの、海田が「イージーなミスでカウンター食らったり、自分たちのせいで追い込まれている。そういうところを減らしていかないと上を目指していけない」と首を横に振ったように選手たちの表情はどこか晴れなかった。

 習志野は横山杯で強さを示して優勝。最終ライン中心に昨年からの主力を残すチームは横山杯で球際、運動量、切り替えの「3原則」を徹底し、決勝リーグ第2戦から八千代高とのファイナルまで3試合連続無失点で頂点に立って海外遠征の権利などを獲得した。砂金監督もひたむきに努力できるチームであることを認める習志野は特に守備の部分で他との差をつくっていたが、優勝後はどこか気の緩みも見られたという。またフィジカル強化期間のために試合で動きのキレを欠き、そして主力CB木村将己(2年)を負傷で欠くと今月16日、17日のジャパンユースPUMAサッカーリーグでは徳島市立高に0-5、東山高にも0-4で完敗。また一週間前の23日に行われた千葉北高との新人戦初戦も先制されて苦しみながらも2-1で逆転勝ちと「(横山杯の)あの感じがないんすよ、もう。安定していなんです」(砂金伸監督)、「3原則の意識はしているんですけど上がってはいないですね」(海田)という戦いが続いていた。

 それでも危機感が増したチームは24日の強豪・川崎F U-18相手に2-2で引き分け。そしてこの日も満足のいく内容ではなかったものの、無失点で試合を終えた。まだまだ流れの中からの得点が少ないが、さすがに守りは堅く、攻撃陣の顔ぶれも多彩で力はある。また横山杯後に続いた苦戦によって強くないことを自覚したチームはひたむきに自分たちの武器を磨くことに集中することができている。砂金監督は「結果に満足しないで、やることいっぱいあると思って日頃の積み上げができたら(昨年からの)経験もあるし、少し面白いチームになっていってくれたらいい」と期待。また海田は「3月になれば県リーグとかも開幕するので、完成とまではいかないですけど、もっと勢い持ったチームになれるように。一人ひとりのストロングポイントを活かせるように練習から意識していきたい」と力を込めた。そして井上は「(目標は県2部リーグから)県1部に上げることとカップ戦も下克上を起こしたいなと思います」。市立船橋高と流通経済大柏高、八千代高などが名を連ねる激戦区・千葉。伝統校・習志野が日頃のトレーニングから積み上げてその厳しい戦いを勝ち抜く力を身につける。

[写真]前半アディショナルタイム、習志野は井上のゴールで先制

(取材・文 吉田太郎)

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