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[新人戦]「応援してくれる人たちのため」「良いチームを目指して」戦う本庄一が浦和南撃破して埼玉4強入り!

ゲキサカ / 2016年2月7日 20時14分

[新人戦]「応援してくれる人たちのため」「良いチームを目指して」戦う本庄一が浦和南撃破して埼玉4強入り!

[2.7 埼玉県高校新人大会準々決勝 本庄一高 4-3 浦和南高 西武台高第2G]

 平成27年度埼玉県高校サッカー新人大会は7日、準々決勝を行った。ともに支部予選から勝ち上がってきた浦和南高と本庄一高との一戦は4-3で本庄一が打ち勝った。本庄一は13日の準決勝で浦和東高と戦う。

 激しい打ち合いを本庄一が制した。前半12分、本庄一は右サイド後方からPA方向へボールを入れると浦和南GKが頭でクリア。これを競り合いながら上手く収めたFW小林祐太(2年)が「(戻りきれていなかったGKの)位置は見ないで」右足を振りぬくと、鮮やかな一撃がゴールへ突き刺さった。前日に優勝候補の一角、西武台高を下した浦和南はFW高窪健人(2年)にボールを当てて、そのこぼれ球を拾って攻撃につなげようとする。それに対して本庄一はMF岩上翔吾(2年)らスキル高い選手たちがボールを収めて攻撃に繋げようとしたが、相手のプレスの速さの前に慌ててしまい、攻撃が単調になってしまっていた。

 1点ビハインドの浦和南はハーフタイムに3選手をチェンジ。ギアを上げると後半4分に右MF江原航平(2年)の右足シュートが左ポストを叩く。その直後の左CKをファーサイドのCB出口智大(2年)がDF頭上から豪快なヘディングシュート。ゴール方向へ飛んだボールを最後は交代出場FW直野椋大(2年)が頭で押し込んで同点とした。浦和南はさらに6分、右サイドでボールを奪い返した江原が斜めにえぐって折り返すと、直野が中央へ繋ぎ、高窪が右足シュートを突き刺す。

 逆転された本庄一はオープンスペースへ飛び出した小林がチャンスを迎えるシーンもあったが、試合は完全に浦和南ペース。それでも13分に交代出場MF高橋亜聡(1年)が迎えた1対1は本庄一GK大木恵太郎主将(2年)がビッグセーブで阻止する。浦和南は16分にもMF山口恵波(1年)の仕掛けから江原が左足を振りぬくがクロスバー直撃。そして21分には右ショートコーナーから交代出場MF村岡功敏(1年)が左足シュートを打ち込んだが、GK大木が触れたボールは左ポストを叩いてしまう。すると、この跳ね返りから本庄一の高速カウンターが発動。10番MF高坂達也(2年)のスルーパスで右中間へ飛び出した小林がGKとの1対1から同点ゴールを流しこんだ。

 追いつかれた浦和南は再び突き放そうとするが、流れは本庄一に傾いた。2-2の後半36分、本庄一は右サイドから仕掛けた小林のラストパスを中央でフリーとなった交代出場FW横山涼太(2年)が押し込んで勝ち越し。本庄一の大山真司監督は「2失点で止まって良かった。3失点目いっていたら逆転できなかったと思います。3失点目せずに可能性を残したから、自分たちは点取らなければいけないと分かったと思います」と振り返っていたが、相手に決定機をつくられても我慢強く守ったことが逆転劇に繋がった。そして迎えた40分、本庄一はゴール正面左寄りの位置でこぼれ球を拾ったMF塩野稜太(2年)が右足コントロールショットをゴール右上へ突き刺して4-2。諦めない浦和南もアディショナルタイムに高橋の左FKが相手のミスを誘ってそのままゴールへ吸い込まれる。だが、1点及ばず試合終了。本庄一が準決勝進出を決めた。

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