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[新人戦]「応援してくれる人たちのため」「良いチームを目指して」戦う本庄一が浦和南撃破して埼玉4強入り!

ゲキサカ / 2016年2月7日 20時14分

 本庄一は大山監督が「入学当初からボールコントロールを優先させたトレーニングをやってきたので少しは入学当初よりはボールタッチが良くなっていると思います」と説明する世代だが、この日はそれ以上にダイナミックなサッカーでゴールを目指してくる浦和南に対して局面局面の戦いで負けなかったことが大きい。大山監督も「同じ強さという舞台で戦って勝ち切れたのは大きかったですね」と目を細める戦いぶり。また、球際の攻防で微妙なファウルを取られても、意に介さず、ひたむきにプレーし続けていたことが印象的だった。

 昨春の不祥事によって、本庄一は長期の対外試合禁止処分を受けた。周囲からの厳しい声を受ける中で現1、2年生たちと残った3年生とでチームは再スタート。当初はトレーニングに集中できない部員もいたというが、現主将の大木が「早い段階で自分たちの代になってしまったので、これから自分たちが引っ張っていくことを2年生全員で話し合ってそこから取り組みが変わってきた」と説明するチームは意欲的にトレーニングを行ってきた。公式戦復帰戦となった選手権予選は1次予選敗退に終わることとなったが、それでも今大会では躍進。小林も「(取り組みの姿勢が)去年(の自分たち)に比べたら全然大違い。冬の波崎で結構いい結果出せて自信持てた」というチームは埼玉栄高、浦和南と強豪を連破してベスト4まで駒を進めた。

 大山監督は「ちゃんと生まれ変わって、もう一回こういうところへ出させてもらっているありがたさとか、応援をまだしてくださっている方々がいるということを感じて、良いチームを目指していければ」と期待する。当然、厳しい声を真摯に受け止めないといけない。だが、苦しい時期に支えてくれて、励ましの声をかけてくれる人たちがいる。この日も同級生たちが応援に駆けつけていた。大木は「学校の先生とかも、新人戦の北部予選から応援してくれる。(応援の声が)1試合勝つごとにどんどん増えてきているので、しっかりその人達のためにも勝ち進んでいきたい。最終的な目標は優勝なんですけどまずは次の試合に勝つことに集中していきたい。そして関東予選、インターハイ、選手権全部でタイトル取れるように。ベスト4に満足しないようにやっていきたい」と誓った。「この大会で少しでも汚名返上したい」(小林)という思いは全ての部員が意識していること。ひたむきに頑張り、戦い続けてひとつでも多くの白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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