[新人戦]準々決勝4発の大津が準決勝も突破!「弱い」と言われた世代が勝利で自信つけ成長を加速
ゲキサカ / 2016年2月15日 5時21分
[2.14 九州高校(U-17)大会準々決勝 大津高 4-0 鵬翔高 鹿児島県立サッカー・ラグビー場C]
平成27年度九州高校(U-17)サッカー大会は14日午前、準々決勝を行い、前回大会優勝の大津高(熊本2)がFW藤山雄生(2年)の先制ゴールと10番MF田中匠(2年)のハットトリックの活躍によって鵬翔高(宮崎2)に4-0で快勝。大津は14日午後に行われた準決勝でも神村学園高(鹿児島1)に3-2で逆転勝ちして15日の決勝(対東福岡高)進出を決めている。
前半、序盤は追い風の鵬翔が勢いある攻撃で押し込んだ。2分にはFW宇津元伸弥(1年)が左サイド角度のない位置から強烈なシュートを枠へ飛ばす。大津GK前田勇矢(2年)がこれをセーブしたが、鵬翔は直後の左CKからPAで連続シュート。圧力ある攻撃でリードを奪おうとする。だが大津は平岡和徳総監督が「(鵬翔は)しつこく横パスにはついてくるチーム。手をかけないで前への攻撃力をパワーアップしよう」と1トップの藤山への楔のパスや、スペースへの配球で押し上げていく。そして大きな展開からMF杉山直宏主将(2年)が左足シュートを放つなど流れを引き寄せていった。
前半半ばまで0-0が続いたが、大津ベンチは18分に早くもMF鶴崎大詩(2年)を左サイドへ投入。「前半の途中からという難しい状況での出場だったけど、自分がやれること、前に前にパスを入れることを意識して試合に挑みました。昨日の2試合も出場は途中から。今日も自分が流れを変える、違うアクセントをつけようと考えていました」というレフティーが試合の流れを一気に傾ける。20分、鶴崎が前方のオープンスペースへボールを入れると相手DFがバランスを崩したこともあって抜けだした藤山が一気にGKをかわす。最後は落ち着いて右足シュートを流し込み、大津がリードを奪った。
奪ったボールを素早くMF野田海乘(2年)らが前線へ運んで反撃する鵬翔も24分に左CKをファーサイドのCB宇都宮尊(2年)が競り勝ち、最後は宇津元が頭から飛び込む。逆に大津は32分、鶴崎を起点とした攻撃からMF山田康太(2年)が左クロス。これを田中が1タッチでゴールへ押し込んで2-0とした。さらに大津はアディショナルタイムにも鶴崎が相手DFラインの背後へ絶妙なフィード。鵬翔GK原田健次郎(2年)が飛び出して頭でクリアするが、落下点を予測していた田中がミドルレンジから右足シュートをGK不在のゴールへ流し込んだ。
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