[プレミアリーグWEST]U-19代表SB舩木劇弾で逆転勝ち!C大阪U-18はU-23チームの存在を刺激とエネルギーに
ゲキサカ / 2016年4月10日 5時27分
一方の大分は奪ったボールをなかなか保持できず、押し込まれる時間が長かったが、36分に1チャンスをゴールへ結びつける。中央のMF城戸杜(2年)からのパスを受けたMF酒井将輝(2年)が相手を引き付け、最後は上手く入れ替わる形でDFを振り切ったFW小野原洸(2年)が右足で同点ゴール。さらに前半終了間際には酒井の左クロスから小野原が、また後半13分には右SB戸高航汰(3年)の右クロスが酒井へ決定的な形で入るなど勝ち越しのチャンスを迎える。
C大阪もU-16日本代表CB瀬古歩夢(1年)の縦パスから鈴木がシュートへ持ち込むが、中村有監督が「最後20分以降に点数取れるチームに、と言っていた。球際やパワーが70分以降に上がるチームということはずっと言っていた」という大分は後半37分に勝ち越す。酒井の縦パスがPAのFW靏尚基(2年)の足下に入り、これを靏が右足でゴールへ沈めて見せた。だが、コンパクトに戦う部分、また前線からのプレッシャーが終盤にかけて向上したC大阪は39分に交代出場のFW林部晃己(3年)が右サイドを破り、最後は中央に飛び込んだ鈴木が同点ゴール。大分も戸高が積極的に攻撃参加するなど勝ち越しを目指した。だが、C大阪は後半48分に舩木がゴール右隅に劇的な一撃。控え選手の下へ走りこんだ舩木中心に桜色の輪ができ、歓喜の最中に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
村田監督が「(行った選手たちは)すごいいい経験している。(U-18チームを含めてC大阪として)いい効果にしないといけない」と語るU-23チームの存在。公式戦ではこの日のように主力が不在になる試合が増えるだろうが、ボールを失う回数が多ければ、その分一人ひとりが走るなど新たな効果も期待されている。もちろん、試合への調整面含めて難しい部分はあるが、個を磨き、プレミアリーグでも多くの白星を掴む。
[写真]後半アディショナルタイム、C大阪U-18はSB舩木が決勝ゴール
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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