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[プレミアリーグWEST]昨年越えへ、宮本新監督率いる王者・G大阪ユースが大津に快勝

ゲキサカ / 2016年4月11日 10時26分

[プレミアリーグWEST]昨年越えへ、宮本新監督率いる王者・G大阪ユースが大津に快勝

[4.9 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 G大阪ユース 2-0 大津高 万博]

 9日、高校年代最高峰のリーグ戦である「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWEST」が開幕し、昨年優勝のガンバ大阪ユース(大阪)は昇格組の大津高(熊本)と対戦。FW佐藤倭(3年)とFW食野亮太郎主将(3年)のゴールによって2-0で勝ち、白星スタートを切った。

 公式戦ではG大阪ユースBチームが戦う県1部リーグですでに指揮を執っているものの、プレミアリーグはこれが元日本代表主将の宮本恒靖監督にとって“デビュー戦”。他の試合と比べると、多くの報道陣も集まった注目試合でG大阪が勝利した。宮本監督は「開幕戦ということで選手も非常に硬かったと思うんですよね。その中で立ち上がりに早く点が取れたということで落ち着いたと思うけれど、そのあと思うような試合運びにはなかなかならなかった。。質というところは上げていかないといけない」。優勝しながらもチャンピオンシップで鹿島ユースに0-1で敗れた昨年以上の成績をチームが掲げる中、白星を挙げたことを素直に喜んでいたが、内容に関してはより高いものを求めていくことを口にしていた。

 そのG大阪は前半4分に幸先良く先制点を奪った。食野が中央から相手の逆を突く形で右サイドへ展開。FW松本歩夢(3年)のクロスを佐藤が右足ダイレクトで合わせて先制した。その後も4-3-3システムのアンカーに位置するMF梅津克貴(2年)やMF西田一翔(3年)を中心に正確にボールを動かしながら右SB杉山天真(3年)らがサイド攻撃を繰り出すG大阪は前半終了間際に大原、佐藤と繋いで最後は食野が決定的な形で飛び込むなどチャンスをつくる。

 一方、MF杉山直宏主将(3年)ら主力数人をケガで欠く大津だが、GK前田勇矢(3年)の好セーブもあって1点差のまま試合を進める。巧みなボールコントロールで王者に対抗した10番MF田中匠(3年)をはじめ、MF石坂竜哉(3年)、MF福島隼斗(1年)が精度の高いプレーを見せた大津は奪ってから素早い攻撃で前線のFW藤山雄生(3年)にクロスやロングボールを入れて、そこを起点にチャンスを伺う。

 そして後半には決定機もつくり出す。8分にはMF松原亘紀(1年)の縦パスを起点に藤山が右サイドを切れ込み、その折り返しに田中が飛び込む、また15分には交代出場のFW水野雄太(1年)のラストパスが藤山に通ったが、いずれもシュートをヒットさせることができずにビッグチャンスを逸してしまう。一方のG大阪は宮本監督が「ピッチを狭く使いすぎた」と指摘した部分に加え、ポジショニング、パスの質にも課題を残した。それでも試合をコントロールしながら攻め続けたG大阪は、相手の運動量が落ちた後半26分に追加点。右サイドのFW白井陽斗(2年)から西田を経由して逆サイドまでボールを動かすと、DFを外した食野が右足で2点目のゴールを奪った。

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