[プレミアリーグWEST]“衝撃”のプレミアデビュー!「人生懸けた」神戸弘陵がJユース杯準Vの名古屋U18に3-0快勝!
ゲキサカ / 2016年4月11日 19時5分
[4.10 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 神戸弘陵高 3-0 名古屋U18 万博]
神戸弘陵、“衝撃”のプレミアデビュー――。高校年代最高峰のリーグ戦、「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWEST」は10日、第1節2日目を行い、プレミアリーグ初参戦の神戸弘陵高(兵庫)が3-0で昨年のJユースカップ準優勝チームである名古屋グランパスU18(愛知)に快勝。プレミアリーグ初陣を白星で飾った。
「『この試合のために人生懸けろ』『点決めたら人生変わるかもしれへんぞ』と言われて。モチベーション高かったですね。応援も最後まで声切れずに、みんなで走り切れましたね」。神戸弘陵のMF谷後滉人主将(3年)は充実した表情で振り返った。「勝とうと思ったのはボクらくらいしかないと思う」と谷純一監督が微笑んだように、対戦した名古屋はU-18日本代表MF梶山幹太主将(3年)をはじめ、いずれもU-17日本代表のCB青山夕祐(2年)やMF菅原由勢(1年)ら今年に入って年代別日本代表を経験している選手が5人おり、それ以外にもJユースカップ得点王のFW深堀隼平(3年)らを擁している強豪。それでも神戸弘陵は名古屋の山崎真監督が「すごく大事なことを教わったと思います。そういうプレーを神戸弘陵さんは90分通してやってこられたと思います」と評したほどに熱い戦い。球際の激しさで相手を上回り、また身体を張った守りでシュート、クロスを打たせず、そして神戸弘陵の特長でもあるテクニカルな部分も発揮して勝ち切った。
立ち上がりから名古屋がボールを握り、時に梶山がドリブルでボールを大きく運ぶシーンもあったが、むしろ球際での勢い、攻撃時の迫力で上回っていたのは神戸弘陵の方。昨年のプレミアリーグ参入戦でジュビロ磐田U-18からの勝利を経験している谷後は「(相手の)ユニフォーム見てビビんなよ」と声がけしていたというが、神戸弘陵は全く臆することなく、名古屋に立ち向かっていた。その神戸弘陵が17分にスコアを動かす。DFの背後を突いたMF安達敬祐(3年)が決定的な右足シュート。クリアボールを拾ったMF木野剛基(3年)が素晴らしい弾道の右足ミドルを枠へ飛ばすと、GKが弾いたボールにいち早く反応したMF竹村史明(2年)が右足で先制点を叩き込んだ。
名古屋は23分にMF田中彰馬(3年)が放った右足FKがゴール右下隅を捉えるが、神戸弘陵GK鈴木悠太(3年)がファインセーブ。この後も神戸弘陵の守備が光る。谷監督は「ブロック作って追い込む守備もあるんですけど、(個人が)奪えるのに行かないというのが多くて、(リスクもあるが)でも突っ込んで取れる場面もある。強く行くのか、行かずに遅らせるのかチームで判断するというところを春からずっとやってきた」と説明したが、各選手が思い切り良くボールホルダーにチェイシングしていた神戸弘陵は1対1の局面で優位に立つ。加えて、この日チームで光ったのは、シュートを簡単には打たせない守備。谷監督は「ゴール前でシュート打たれるとき、DFには前に立てと言っているんですけど、腰が引けたり、顔そむけたりする。でも、選手権で(優勝した)東福岡の子とか顔面当ててもボール止めに行くという場面の話をしたり、チームのためにどんだけ力発揮できるか、顔当たるのが嫌やから顔守るのか、チームのために守るのかの違いになってくると思うんで、そういう部分は強く話はしています」。前半にはCB木村俊文(3年)が接触を怖れずにルーズボールに頭から飛び込んでクリアするシーンがあった。指揮官も「ああいうプレーは最高。ボクは好きです」とほくそ笑んだナイスプレー。またCB中垣智博(2年)がスライディングで足を伸ばしてクリアしたり、右SB渡辺玲斗(3年)、左SB野中歩真(3年)もゴール前の局面で必ず相手より先にボールを触って得点させなかった。
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