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[プリンスリーグ四国]2つのターニングポイントから流れ引き寄せた徳島市立、注目MF郡4発などで強豪対決大勝!

ゲキサカ / 2016年5月9日 12時16分

[プリンスリーグ四国]2つのターニングポイントから流れ引き寄せた徳島市立、注目MF郡4発などで強豪対決大勝!

[5.7 プリンスリーグ四国第5節 香川西高 0-7 徳島市立高 香川県営サッカー・ラグビー場]

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016プリンスリーグ四国第5節が7日に行われ、香川西高と徳島市立高が対戦。徳島市立高が7-0で快勝した。

 12年度の優勝チームである香川西と14年度から2連覇中の徳島市立。四国の強豪同士がぶつかった注目カードは思わぬ大差がついた。先手を打ったのは香川西だった。開始と共に徳島市立を押し込み、前半1分に左CKを獲得。ゴール前に上がったボールをFW小林大聖が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、ニアに立った選手がファウルと判定され、得点は認められない。以降も香川西は自陣から体格で勝る小林とFW横井泰希の2トップを目掛けて自陣からロングボールを展開。こぼれ球を突破力に秀でたMF西村宙とMF本田功輝の両翼に繋いでチャンスを伺う。「試合の立ち上がりはうちのペース」(香川西・大浦恭敬監督)だったが、均衡を崩したのは徳島市立。23分にMF水田智がPA内で倒されてPKを獲得すると、キッカーのMF郡紘平が落ち着いてゴール左に決めた。

「今年は精神的に不安定な選手が多い。立ち上がりにCKからの得点を取り消されたのと、PKでの失点で気持ちが折れてしまった」(大浦監督)。「たまたまウチが点を獲れて、たまたまウチが点を獲られなかった。あの二つの場面で、試合が決まってしまった」(徳島市立・河野博幸監督)。双方の監督が序盤に訪れた2つの決定機を試合のターニングポイントとして挙げたように、この1点で試合の流れが一変。河野監督が「慌てないから、あそこでタメができて、後ろの選手がドンドン出て行ける」と評する郡を起点に、ボールと人が動くサッカーを見せた徳島市立が試合を支配する。

 31分には後方からのクサビのパスを郡がヒールで左前方のMF山田晟司に展開。山田が突破からゴール前に入れたパスを通すと、最後は水田が押し込み2点目に。34分には「3年生になって、自分が試合を決めないとアカンという意識が出てきて、シュートへの意識が高くなった」と話す郡がエリア左からのゴール前に切れ込み、右足シュートを叩き込んだ。41分には右サイドからゴール前に入ったボールにFW山本史弥が反応。飛び出したGKよりも先にスライディングで触ったボールがフワリとネットに吸い込まれた。

 後半も徳島市立のゴールラッシュは止まらない。「後ろから見ていて、『ここでこうするんだ』って勉強になるし、面白いサッカーをしてくれる」と主将のGK佐野雄亮が胸を張る攻撃陣が前半同様に組織的な崩しでチャンスを演出。後半5分に山本が迎えたGKとの1対1はシュートをクロスバーに当ててしまい、得点には至らなかったが、14分には右サイドからDF高畑勇人が上げたクロスのこぼれを郡が押し込んだ。この得点でハットトリックを達成した郡は26分にも中央でのドリブル突破から、ミドルシュートを叩き込んだ。

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