[プリンスリーグ東北]山形ユース、サポーターと力を合わせ仙台ユースとの「みちのくダービー」制す
ゲキサカ / 2016年5月9日 0時45分
[5.8 高円宮杯プリンスリーグ東北第6節 山形ユース 2-1 仙台ユース 山形県総合運動公園第2運動広場]
8日、「高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ東北第6節」が東北各地で行われ、山形県天童市の山形県総合運動公園第2運動広場では、前節初黒星を喫した4位のモンテディオ山形ユースがここまで5連勝で首位のベガルタ仙台ユースと対戦した。
山形は前節、青森山田高セカンドに0-3で敗れたが、それまでは4連勝。昨季優勝の尚志に勝利するなど、今季は好調。キャプテンのDF大網友也(3年)を中心とした手堅い守備と、トップチームの練習に参加し、練習試合でもゴールを決めているMF石川脩也(3年)のカウンター攻撃の鋭さが魅力のチームだ。
成長著しいチームの影には頼もしい援軍が存在する。今年に入りユースを応援する山形サポーターが激増しており、この日は50人程度のサポーターが集まり、トップチームのみちのくダービーを思わせる雰囲気を作り上げた。
試合は強い横風が吹き、互いにボールコントロールに苦しむ展開となったが、徐々に大声援を受けたホームの山形が優位に試合を進めるようになった。「仙台ユースはセンターバックとボランチで時間を作るので、時間を作らせないように高い位置でプレスをかけた」と大網が語る通り、前線からの激しいプレスが効き、仙台の攻撃を封じた。そして、石川が何度も右サイドで何度も縦突破を仕掛け、クロスボールからチャンスを作った。迎えた42分、MF菅野裕介(3年)のCKから「いつも裕介が良いボールをくれて、周りもニアで潰れてくれて決めることができました」と振り返った大網がヘディングシュートを決めて山形が先制。前半を1-0で終えた。
後半に入っても山形優勢の流れは変わらず、13分、DF高橋成樹(3年)のFKは仙台GK松浦祥太郎(3年)が弾くが、こぼれ球をFW佐藤啓太(3年)がゴールに押し込み、リードを2点に広げた。この後も山形優勢の流れだったが41分、ボランチのMF吉田樹(2年)が2回目の警告を受けて退場となった。何とか追いつきたい仙台は数的有利になったことで猛攻を仕掛けた。そしてアディショナルタイム突入後の49分、途中出場のMF荒井秀賀(2年)のパスを受けたキャプテンDF上田健斗(3年)がゴール左からシュートを決めて一矢報いたが、反撃もここまで。2-1で山形が勝利。選手たちは集まったたくさんのサポーターと勝利を喜び合った。
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