[プリンスリーグ関東]引くことなく「捨て身で入った」後半開始直後に2発!桐光学園が川崎F U-18を3-0撃破!
ゲキサカ / 2016年5月9日 18時19分
[5.8 高円宮杯プリンスリーグ関東第5節 川崎F U-18 0-3 桐光学園高 川崎F麻生グラウンド]
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プリンスリーグ関東は8日、第5節2日目の3試合を行い、川崎フロンターレ麻生グラウンドでは川崎フロンターレU-18(神奈川)と桐光学園高(神奈川)が激突。ともに川崎市麻生区に位置するチーム同士による一戦は、桐光学園がMF田中雄大(2年)とMF西川公基(3年)、日本高校選抜MF鳥海芳樹(3年)のゴールによって3-0で快勝した。
3点というアドバンテージも後押ししたか、桐光学園は最後まで足が止まらず、アグレッシブに戦い抜いた。ここまで1勝1分2敗。エースFW小川航基(現磐田)を擁し、全国上位の力を備えていた昨年と比べても「(小川ほど抜きん出た選手はいないが)トータル的には、侵入していくこととかは今年の方が上だと思います」と鈴木勝大監督が評する今年の桐光学園だが、開幕直前の船橋招待大会決勝で東福岡高にゴール前の部分での差を見せつけられて2-7で大敗し、選手たちに迷いが生じてしまっていた。
日本高校選抜の注目SBタビナス・ジェファーソン主将(3年)も「あそこから自分たちは上がらなかった」と認める。それでも「(プリンスリーグでここまで下位という)立ち位置に危機感があったと思います」と指揮官が説明したこの日はボールコントロール、パスワークに特長を持つ川崎Fを競り合い、球際の強さで上回る。立ち上がりには川崎FのMF村田聖樹(2年)の個人技からゴールを脅かされるシーンがあったが13分、カウンターから左サイドでボールを持った鳥海がオープンスペースへパス。これを受けてタメをつくったFW倉持快(2年)とスイッチした鳥海がエンドライン際からクロスを上げると、ボランチの位置から走りこんでいた田中が頭でゴールを破った。
先制された川崎Fは球際での奮闘光るエースMF田中碧主将(3年)を中心にボールを前進させると、村田とSB川崎晶弘(3年)のコンビで左サイドから仕掛け、村田のスルーパスがPAのU-17日本代表FW宮代大聖(1年)へ通るシーンもあった。テンポよくボールを動かして桐光学園のマークを外す場面もあったが、タビナスが「チームにいいムードをつくってくれた」と感謝したDF田中拓実(3年)、そして鈴木監督も賞賛した推進力ある動きで注目FW宮代との1年生対決で得点を許さなかったDF望月駿介(1年)の両CBを中心とした桐光学園DF陣の集中力は高く、川崎Fは決定的なシュートを放つことができない。
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