[関東]プランはまった明治大が二度リードも「勉強させてもらった」専修大が追いつきドロー
ゲキサカ / 2016年5月16日 9時57分
「うちの2トップはハードワークするので、後半には疲れてくる。岩田の裏への抜け出しは専修に対応されていたので、中間でボールを受けることができる土居を前へ入れて。それだと2列目で受けられる選手がいたらと佐藤を投入することにしました。土居と佐藤でポジションを変えながら、(前へ)絡ませようというイメージ」と栗田監督が説明したように、佐藤亮は2列目左へ入り、2列目左で先発していた土居が1列前へポジションを上げ、丹羽と2トップを組んだ。これまで出場機会が限られていたルーキーにとっては、最多となる約30分を残す中でピッチへ送られることになった。
すると佐藤亮が起用に応える。右サイドから仕掛けたMF柴戸海(3年=市立船橋高)のパスを受けた道渕がPA右からマイナスの折り返し。ゴール前左に待ち構えていた佐藤亮が右足シュートを決めた。ルーキーの大学リーグ初得点。2-1のゴールを決めたMFは飛び上がってガッツポーズ。一目散に応援スタンドの前へ駆け寄り、喜びを爆発させた。
この得点で逃げ切りたかった明治大だが、専修大も諦めない。後半34分にはPKで同点弾。PA手前左で受けたFW柳育崇(4年=八千代高)がクロスを入れると、これが途中出場のDF岸本英陣(3年=帝京大可児高)の手に当たり、PKを獲得。MF野田卓宏(4年=大津高)がGK服部の逆を突く形でゴール右へ決めた。2-2と試合は振り出しに戻る。
後半43分には途中出場した明治大FW木戸皓貴(3年=東福岡高)がドリブルで駆け上がり、PA左から豪快なシュートを狙うもGK蔦颯(3年=前橋育英高)の好セーブに泣く。終了間際のアディショナルタイム2分には専修大のMF大戸岬(4年=藤沢清流高)がミドルシュートを打つも枠外。2-2で試合は終了し、勝ち点1を分け合った。
試合後、先制点を挙げた明治大の丹羽は「前節で勝っていたので連勝したかった。悔しい結果。ただただ悔しいだけ」と唇を噛んだ。勝利すれば今季3度目の首位浮上となっていただけに、二度追いつかれてのドローは悔やまれる。指揮官は「失点の仕方がもったいなかった」と指摘。「それをしょうがないで済ませてはいけない。そこに目を向けてやらないと勝ち試合を逃す。この教訓を活かしていかなければ」と表情を引き締めた。
一方で専修大の源平監督は試合後には終始、明治大をリスペクトしつつ、決定機を多く作りながらもリードできなかった原因に「1年生の西村と氣田があまりにもヘタレだった。氣田がもっといい選手だったら結果ももっと違っていたかもしれない」と厳しく言及。
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