[総体]先輩たちが成長遂げた夏の全国経験して個々が飛躍を、静岡学園がPK戦制して決勝進出!:静岡
ゲキサカ / 2016年5月30日 7時33分
大きな展開やダイレクトプレーの少なかった静岡学園はアイディアあるプレーもわずかで、強引なドリブルでボールを奪われてカウンターを受ける回数が増加。飛龍は前線でボールをおさめるFW山本榛真(3年)やMF増田隼大(3年)が健闘し、MF前島将也(3年)やMF勝田晃太郎(2年)の飛び出しからシュートも放ったが、PAのへのクロスを安定感高い田原にキャッチされるなど、CB嶋一駿(3年)を中心に堅い静岡学園に攻撃でプレッシャーをかけることができない。静岡学園も後半10分に渡井と注目ルーキー、FW塩浜遼(1年)を同時投入。渡井が狭いスペースを打開するなど相手に圧力をかけたが、「自分が獲りたいという選手が多すぎて、周りが見えなくてドリブルで取られてしまっていた」(若山)。中盤、前線にフレッシュな選手を投入して運動量の落ちない飛龍に封じられてPK戦へ持ち込まれてしまった。
静岡学園はPK戦突入直前に抜群の勝負強さを誇るGK山ノ井を投入。その山ノ井が相手の5人目、MF西元早人(3年)のシュートを左へ跳んで阻止する。直後に静岡学園の5人目・嶋、飛龍6人目のMF富岡将基(3年)のシュートが立て続けに枠を外れてしまったが、最後は静岡学園MF坂西望(3年)の右足シュートがゴール左隅を破って決着がついた。
静岡学園は新人戦で優勝し、新チームは好スタートを切ったが、優勝候補と目されて臨んだプリンスリーグでは開幕5試合でわずか1勝。それでも若山が「総体は負けたくないという気持ちが強い。3冠へ向けて2冠目を獲りたい」と語るなど、選手たちにはこれまで以上に勝利への強い欲求が生まれている。また、総体で勝ち抜くために守備のトレーニングを増やして立て直しにも成功。川口監督が「みんなで崩したりするプレーは凄い。特に渡井が絡むと良い攻撃ができる」と高い評価を与えている世代は現在、昨年のエースで日本高校選抜のFW旗手怜央のような飛び抜けた存在はいないが、夏の全国出場を果たして近年の先輩たちのように個の成長を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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