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[MOM384]法政大DF山田将之(4年)_「やっと決められた」、待望のセットプレーからの一撃

ゲキサカ / 2016年6月2日 11時11分

[MOM384]法政大DF山田将之(4年)_「やっと決められた」、待望のセットプレーからの一撃

[5.30 関東大学リーグ1部第9節 流通経済大1-2法政大 多摩陸]

 チームがそして誰よりも本人が待ち望んでいた得点だった。開始2分に先制された法政大だったが追いつくと、後半44分に右CKからDF山田将之(4年=青森山田高)がヘディングシュートを叩き込み、逆転に成功。これが決勝点となり、法政大は流通経済大に2-1で勝利した。

 後半44分までの間、5度のセットプレーがあり、その度にゴール前へ飛び込んでいた山田だったが、相手に徹底マークされたことでフリーになれず。なかなかボールを触れなかった。それでも、この日最後のCKのチャンスをものにした。

 途中出場のMF長倉颯(2年=横浜FMユース)が入れたボール。芯を頭で捉えるとしっかり叩き込んだ。一度はGKオビ・ハウエル・オビンナ(1年=JFAアカデミー福島)に触られたが、強い弾道のシュートは指先を弾き、ゴールイン。決勝点が生まれた。

「長倉がいつも練習しているようないいボールを入れてくれたので。自分は競るだけでした」と話した山田は「GKに止められたと思いましたけど、ボールによく当たって最後は力で入ったのは良かった。狙い通りのセットプレーで、しかも自分自身が決められて良かったです」と振り返る。

 昨季はリーグ戦を通じて、4得点を挙げてきたDFだったが、今季は8試合を終えて無得点。この日ようやく今季初ゴールが生まれた。「監督からずっとセットプレーでの得点については言われていて。去年は何点か取れていたのに、今年は結果が出ない試合が続いていた。やっと決められて良かったです」。殊勲のDFは安堵の表情を浮かべた。

 法政大の長山一也監督は「セットプレーはCBが評価されるポイントのひとつ。そこで決められていなかったのは、彼自身も歯がゆさがあったと思う。今日決めることができたのは良かった」と思いやり、「これから毎試合、点を取るくらいの感覚でやってほしい。もっとできる選手だと思うので」とエールを送った。

 今季の法政大はおもに3-2-4-1システムを採用しており、山田は3バックの右を務めている。3バックでのプレーはキャリア初のこと。システム変更が決まったシーズン前には戸惑いもあったようで、「右も左もわからない状況だった」と言う。それでも「やってみたら自分たちに案外合っているなと思って、ある程度できる感じがしましたし、やりやすい」とすぐさま手ごたえを感じた。

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