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[総体]延長終了間際に笠原が劇的V弾!昨夏全国16強・草津東に走り勝った比叡山が初V王手!:滋賀

ゲキサカ / 2016年6月3日 7時20分

[総体]延長終了間際に笠原が劇的V弾!昨夏全国16強・草津東に走り勝った比叡山が初V王手!:滋賀

[6.2 総体滋賀県予選準決勝 比叡山高 1-0(延長)草津東高 布引グリーンスタジアム]

 2日、平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)滋賀県予選準決勝が行われ、初優勝を狙う比叡山高が延長後半終了間際に交代出場のFW笠原廉(3年)が決めた決勝ゴールによって昨年度全国16強の草津東高に1-0で勝利。初優勝に王手を懸けた比叡山は4日の決勝で綾羽高と戦う。

「ウチは滋賀で一番走れるチーム。抜かれても付いて行く。何度でも追いかけていく。それがウチのチーム」。草津東にボールを保持される時間が長くなったが、比叡山は富山の強豪・高岡一高から赴任してきて3年目の林孝紀監督が説明したように、突破されても諦めずに食らいつき、ミスを誘って決定打を打たせない。そしてカウンターから何度も前へ出て逆にチャンスをつくり出した。

 前半、FW廣原匠(3年)、SB新田陸(3年)の右サイドからの攻撃に10番MF蒲生晃一(3年)や長身FW並松怜音(3年)が絡む形で決定機もつくった比叡山に対し、MF上畠成主将(3年)、MF辻中淳貴(3年)らが長短のパスを繋いでサイド攻撃を繰り出す草津東はMF葉賀洸(2年)の飛び出しや左SB増岡大地(3年)と右SB向井鋭斗(2年)の攻撃参加とクロス、シュートをアクセントに相手ゴールを脅かした。だが、小林茂樹監督が「ボールを動かすことができなかった。パスが繋がらなかった。メンタル的にまだ弱い子が多くて、浮足立ってしまう」という草津東は強風の影響もあって思うような攻撃ができず。攻め切る前にミスが出たり、消極的なプレーが出て、CB一ノ瀬豪(3年)やMF川崎理輝主将(3年)を中心に守る比叡山にボールを奪われてしまう。後半34分にはMF澤嵩明(3年)のスルーパスから10番MF坂田陸哉(3年)が中央へ折り返し、辻中がゴール前へ飛び込むが決めきれず。試合は0-0のまま延長戦へ突入した。

 学校に練習場を持たない比叡山が磨いてきたのは走り。C大阪と提携してフィジカル測定を行うというチームはスプリントの回数、走行距離を重視して技術力の高い滋賀県を勝ち抜くための武器にしてきた。学校周辺の山道で40分間の坂道ダッシュを行うなど徹底的に強化してきた走力。準決勝2日前にも30分間の走りを実施して大一番に備えて来た。その比叡山は林監督が「延長戦に入ればチャンスかなと思った」と振り返ったように、勝負の延長戦で走り勝つ。

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