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[近畿大会]伝統の粘り強い守りを「超えていこうという気持ちでやっている」東海大仰星が4戦1失点の堅守で近畿制覇!

ゲキサカ / 2016年6月20日 21時34分

[近畿大会]伝統の粘り強い守りを「超えていこうという気持ちでやっている」東海大仰星が4戦1失点の堅守で近畿制覇!

[6.20 近畿高校選手権決勝 東海大仰星高 1-0 興國高 橿原陸上]

「第69回近畿高校サッカー選手権大会」の決勝が20日、奈良県内で行われ、東海大仰星高(大阪3)と興國高(大阪4)が対戦。MF谷野龍馬の得点を守り切った東海大仰星が1-0で勝利し、14年ぶりとなる頂点に立った。

 ともに全国屈指の激戦区・大阪府予選で4校による決勝リーグまで進みながらも、全国の舞台には届かず。涙を飲んだ両校の一戦は序盤から緊迫した展開が続いた。立ち上がりのキーポイントとなったのは仰星対策として、興國が採用したシステム。仰星のロングボールをしっかりはじき返すために、本来の4バックではなく中央に人数を割いた3バックでスタートを切ったが、「試合を通して見れば、狙い通りの戦いは出来と思う。でも、守備の整理がつくまでの時間にやられてしまった」と内野智章監督が試合後に振り返ったように、序盤の隙を仰星が確実に狙った。まずは前半6分に右サイドのMF松井修二がカットインからシュートをお見舞い。DFに阻まれたところを再度狙ったが、GKの正面に終わってしまう。前半9分にも再び松井が好機を演出。中央突破は相手DFに阻まれたものの、こぼれ球をPA左に走り込んだMF谷野龍馬がゴール右隅に流し込み、リードを奪った。

 先制点を許した興國だったが、以降はDF今掛航貴とDF山口達也の両サイドが高い位置に張ることでロングボールの出所を封印しつつ、持ち前のパスワークからサイドを攻め込んだ。11分には右サイドでスローインのリターンを受けた山口がゴール前にクロスを展開。FW大垣勇樹が頭で合わせたが、GKの正面に。13分にも山口がゴール前に入れたロングスローはDFに阻まれたが、こぼれ球に反応したMF加田淳哉がダイレクトで再びゴール前へ。ボールは絶妙なコースを突いたが、ゴールをわずかに捕えることができない。

 後半に入ってからも拮抗した展開が続く中、興國は後半12分のFW西村恭史投入を機に攻撃のギアを上げる。「近畿大会は早めに点が獲れたけど、2点目がなかなか奪えなかった。今日も前半は良かったけど、後半は引いてしまってゴールから遠ざかってしまった」(MF松井)という仰星の事情も相まって、相手陣内での時間が増え始めると、16分には自陣でパスを受けた大垣が中央突破から相手エリアまで持ち込んでシュートを狙ったが、GK宮本一郎の牙城を崩せない。反対に19分には自陣で仰星に囲い込まれてボールを奪われ、右サイドを崩される場面も見られた。終了間際の34分には中央をドリブルですり抜けた大垣がPA手前で倒され、FKを獲得。MF大塚智也がゴール左下を直接狙ったが、宮本の好セーブに阻まれ、タイムアップを迎えた。

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