15年世界2位の強敵・マリと対戦のU-16日本代表、初戦反省のMF福岡主将は「激しくいくプレーを」
ゲキサカ / 2016年6月23日 16時42分
「U-16インターナショナルドリームカップ2016 JAPAN Presented by JFA」参戦中のU-16日本代表はハンガリーに4-1で快勝した初戦(22日)から一夜明けた23日、鳥取市内でトレーニングを行った。体幹トレーニング後、前日のハンガリー戦で45分以上出場したフィールドメンバーと、それ以外のメンバーたちに分かれて残りのメニューを消化。前日20分間ほどの出場だったFW宮代大聖(川崎F U-18)やマリとの第2戦での先発が予想されるGK谷晃生(G大阪ユース)らが4対2やゴール前での2対1などを行った。
マリ戦で先発した主将のMF福岡慎平(京都U-18)や2得点のFW棚橋尭士(横浜FMユース)らはリカバリーメニューを行った後、リラックスした雰囲気で少しボールを蹴ってトレーニングを終了した。「みんな和気あいあいとしていますし、オンとオフの切り替えもできていますし、練習中も声掛けあって、試合の中でもコミュニケーション取れている」と福岡。そして「マリ戦ももっと声出して勝てたらいいなと思います」と力を込めた。
15年U-17W杯準優勝のマリは強敵だ。この日のトレーニング前の円陣で森山佳郎監督が「あすはみんな、経験したことのないような試合になる」と引き締めていたが、マリは22日のメキシコ戦で強さと技術レベルの高さを見せつけて3-0快勝。特に圧倒的なフィジカルに加えてワンツー、中央突破など随所で上手さを見せていたキャプテンのMFモハメド・カマラと、守備範囲の広い技巧派MFシビリ・ケイタのダブルボランチは強烈なインパクトを放っていた。ボランチとして対峙することが濃厚な福岡は「ボランチがすごい激しく来ていたので、話し合ってやっていきたい。あえてボランチが落ちてFWの前にスペースをあけて縦パスをつけさせて前向きでプレーしたりボランチで背後へ抜けていくことを意識したい」と口にした。
福岡は前日のハンガリー戦でCK時の攻防でPKを献上。ファウルを“もらいに来た”相手に上手くPKを取られてしまったMFは警告を受けたこともあって前半終了とともに交代を強いられた。それだけに「マリ戦では自分の得意である激しくいくプレーやフィジカルで負けないところを見せて、その中でボランチからミドルシュートやアシストをしていきたい」と宣言。2000年生まれ以降の「00ジャパン」でキャプテンマークと10番を与えられているMFは「(代表のキャプテンは)緊張感が違う。(だが)吹き飛ばすくらいのプレーをしたい」と闘志を燃やしている。
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