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「優勝しないと評価されない」タイトルへの渇望、ぶれない早稲田大が明治大を下す:準決勝

ゲキサカ / 2016年7月2日 23時6分

 追いつきたい明治大は、そこから2人を交代。MF佐藤亮(1年=FC東京U-18)とFW中川諒真(1年=浜松開誠館高)のフレッシュな選手を送り、最後の猛攻を仕掛けるが5分間のアディショナルタイムで得点は生まれない。2-1で試合は終了し、早稲田大が決勝行きを決めた。

 昨季の関東大学リーグでは早稲田大が優勝し、明治大は準優勝。今季の対戦成績では、6月5日に行われた前期リーグ第10節で明治大が1-0で勝利していた。早稲田大にとっては“リベンジマッチ”の意味合いもあった一戦。熱いプレーは結果につながった。

 試合後、新井主将は勝利にも頬を緩ますことはなく、「この試合に勝っても何も意味はない」と言い切った。「自分たちにとっては優勝がすべて。優勝しないと自分たちは評価されない。ワセダにはそういう歴史や伝統がある。『WASEDA THE 1ST』の『1ST』が全て」。

 対して、リーグ戦の対戦時に決勝点を挙げた明治大の10番・木戸は「みんなが疲れていて歯車が合わない中で自分で打開しようと思ったけれど、なかなか……。チャンスは1、2回あったけれど、そこを決めきる差が出てしまった」と険しい表情。「お互いに前の試合が延長戦までいっていて、こういう天候のなか、相手の方が気持ちで上回っていたんじゃないか」と唇を噛んだ。

 消化試合という言葉は、早稲田大には存在しない。どんなときも全力で戦い抜き、全ての勝利を手中に収めるべくやっている。新井主将はタイトルへの渇望は「どこよりもあると言えます」と胸を張った。海老茶の戦士たちがしつこく、泥臭く、タイトルを掴みにかかる。

(取材・文 片岡涼)

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