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[MOM1815]神戸U-18 MF野田樹(3年)_「存在感が更に増している」司令塔が、セットプレーから2得点

ゲキサカ / 2016年7月6日 8時4分

[MOM1815]神戸U-18 MF野田樹(3年)_「存在感が更に増している」司令塔が、セットプレーから2得点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.3 高円宮杯プレミアリーグWEST第7節 名古屋U18 3-3 神戸U-18 トヨタスポーツセンター]

 試合を通じて、放ったシュートは名古屋グランパスU18の倍となる26本。いくらシュートを打ってもゴールネットを揺らせない。3得点を奪ったことよりも、決定力不足が目につく展開の中、中盤で気を吐き、2得点を奪ったのがヴィッセル神戸U-18のMF野田樹主将(3年)だった。

 最初の見せ場はサイド攻撃からCKを奪った前半13分。MF佐藤昴がゴール前に蹴ると見せかけ、ニアにゴロのパスを展開すると、フリーで走り込んだ野田が右足で勢いよく蹴り込み、ゴールネットを揺らした。「昨年までセットプレーで点が獲れないし、守備でも失点が多くて弱点だった。でも、セットプレーを大事にしないと上には行けないし、今年は大きい選手も多いので練習からずっとセットプレーを練習してきた」。そう口にする新たな武器で均衡を崩したものの、以降は相手の攻撃に対し、思うように守備がハマらず。攻撃の起点となるはずの野田も得意とする細かいボール回しから大きな展開を入れる機会が少なく、苦戦を強いられた。流れが徐々に名古屋ペースに傾いた結果、23分と35分に連続失点を許してしまう。

「無駄な失点。自分たちで試合の流れを悪くしてしまった」と反省する前半から一転し、後半は「昨日、首位(セレッソ大阪U-18)が勝ったのを見て、勝ち点3を積み上げないと引き離されてしまう。絶対に負けられないという気持ちで試合に入った」と再びギアを入れて反撃を開始。右サイドで快足を飛ばしたFW向井章人や、後半から入ったFW泉柊椰を後方からのパスで活かしてゴールに迫ったが、同点弾は奪えない。ため息を漏らす場面が続く中、再び歓喜を呼び起こしたのは1点目と同じセットプレー。後半17分にFW永澤竜亮がPA左外で倒されてFKを獲得すると、野田がグラウンダーで蹴ったボールがゴール左下に突き刺さった。

 実父でもある野田知監督が「入ると思わなかった」という一撃で試合は振り出しに戻ったものの、直後に失点し、再びビハインドを背負うことに。泉の得点ですぐさま同点に追い付き、以降も決定機を作り続けたが、逆転弾は生まれない。44分には、野田自身にも3度目のチャンスが到来。右サイドを飛び出したFW原尊がゴール前に入れたマイナスのパスに対して、2列目から飛び出し、フリーで合わせたが、ボールはゴールマウスを捉えることなく、タイムアップを迎えた。

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