[特別対談]世界に挑む者へ…中田浩二×植田直通「すべてをぶつけて帰ってくる」
ゲキサカ / 2016年7月20日 12時0分
日本にはあまりいないCB(中田)
強さでは誰にも負けない(植田)
――4年に一度の世界大会をサッカー選手として、どういう位置付けとして捉えていましたか。
中田「もちろんチームが勝つことが大事ですが、個人的には世界を相手に、どれだけ自分ができるか試せるのをすごく楽しみにしていました。僕らの年代にはすでに有名な選手がいたから、そういう世界的な選手を相手に何が通用して何が通用しないのか、実際に世界は今どうなっていて、どれくらいの選手がどういうプレーをするのかを肌で感じられることを楽しみにしていました。ナオはどう考えているの?」
植田「僕も、今できることを海外の選手にぶつけてみて、どういうことが通用するのかを確かめたい大会でもあると思っています。チームとしても、前回大会のベスト4を越えなければいけないと皆が思っているので、チームとして結果を出しつつ、自分も成長する大会にしたい。最終予選で皆も自信をつけたと思うのでやれないことはないと思っているし、僕自身がステップアップするためにも、すごく大事な大会になると思います」
――世界を相手にしたとき、予想以上のスピードやパワーを持った選手と対峙することもあると思います。どのように対応してきましたか。
中田「僕はどちらかというと能力が高い選手ではなかったから、例えばデカい相手に対しては一歩引いてトラップしたところを狙おう、体をわざと先にぶつけてバランスを崩させて周りにボールを拾ってもらおうとか、足の速い選手に対しては間合いを考えながらプレーしていました。でも、ナオに関して言えば別にそういうプレーをしなくても、正面でガンと当たっても十分に勝てる選手だと思う」
植田「僕は強さというところでは誰にも負けない自信があります。だから、そういう戦い方に引きずり込んでいけば勝てるという自信があるし、そういったところで世界と勝負してみたいですね」
中田「思った以上に強かったり、速かったりする選手もいると思うけど、意識の中である程度、強さや速さを想定しておけば十分にやれるはず。ナオはそれだけの能力を持っているし、日本にはなかなかいないディフェンダーだと思うから、世界大会で自分らしさをアピールしてほしいな」
――日本人チーム、日本人選手の良さを改めてどういう部分だと感じていますか。
中田「皆でまとまり、規律を持ち、団結できるのは強みだと思うし、海外で活躍する選手が多くなったように、技術の部分は世界を相手にしても劣っていないと思う。だから、あとはメンタルの部分が重要です。弱気になるのではなく、強気に大会に入っていけるかどうか。そういう意味では、ナオみたいな強いメンタルを持っている選手がいるのは大きいと思うし、周りを引っ張っていってほしい」
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