トップ昇格は通過点、未来のA代表入り誓う東京VユースMF藤本寛也
ゲキサカ / 2016年7月26日 12時56分
己の可能性を信じ、真っ直ぐな目で未来を見据えている。東京ヴェルディユースのU-17日本代表MF藤本寛也(2年)は、近い将来のプロ入りや2020年に迫る東京五輪だけでなく、その先に待ち構える日本代表入りを狙う。
東京Vの下部組織で育ち、各年代別代表でのキャリアも積んでいる16歳。今季は一学年上のMF渡辺皓太(3年)が既にトップチームへ帯同し、デビューしていることもあり、その次の代の“顔”としてクラブから大きく期待を寄せられている。
かつて東京Vユースでプレーしていた日本代表MF小林祐希(磐田)やU-23日本代表MF中島翔哉(FC東京)がそうであったように、自らの目標を臆することなく口に出し、夢への距離を縮めていこうとする藤本の姿勢には、このクラブに脈々と受け継がれている“血”を垣間見ることができる。
名門復権を目指すトップチームが8年目のJ2を戦うなか、幼き頃から近くで東京Vの姿を見続けてきた若きMFは、決してぶれることなく高みを見つめている。夢との距離をいかにして縮めるか、今すべきことは何か。藤本の視線の先は――。
――新シーズンが始まって、約3か月が経とうとしています。ここまで個人としては順調に来ていますか?
「最初の方のプリンスリーグは良かったのですが、最近は自分でも納得のいかないプレーが続いています。最近はサイドでプレーしているのですが、ボールを失ったり、ミスすることが多くて。ずっと前めのポジションでプレーしているので、点とかアシストとかをもっと取れたらと思っています。自分としては結果が伴っていないので、あまり順調とはいえないですね」
―クラブユース選手権の浦和戦などでは、トップ下ではなくサイドでプレーしていました。やりづらさは?
「そうですね。やっぱり真ん中とかでのプレーが一番やりたいなとは思います」
―個人として、今後の目標についてはどこに置いていますか?
「やっぱりA代表に入ることを前提に。その前にも五輪もありますし。近くになると今のU-19日本代表に入ることですね。僕の世代は次のU-19日本代表の代になるんですけど、そこからどんどん積み重ねて入っていって、飛び級でどんどんA代表に近づいていけるように。将来的にはA代表に入っていけたらと思います」
―一番近い大舞台は東京五輪になりますが?
「東京五輪はやっぱり目標にしています。僕が出られる五輪は、そこしかないので。その代表では中間の年齢になるのですが、まずはそこの代表に入ることを目標にして、今はやっています」
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