[総体]青森山田、プライド見せつけ6発大勝!
ゲキサカ / 2016年7月28日 7時42分
[7.27 全国高校総体1回戦 中京大中京高0-6青森山田高 みよし運動公園陸上競技場]
平成27年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技1回戦。広島県のみよし運動公園陸上競技場での第2試合には、優勝候補の青森山田高(青森)が出場。総体4年連続19回目の出場となる中京大中京高(愛知2)を相手に、前半だけで4ゴールを挙げるなど圧倒し、6-0で大勝。明日28日の立正大淞南高(島根)との2回戦へコマを進めた。
昨年度はプレミアイースト2位、選手権4強という強さを見せつけた青森山田だったが、総体は初戦で久御山(京都)に1-2で敗戦を喫した。「昨年はやれなかったというよりやらなかった。必要以上に相手をリスペクトし、相手にかわされることを怖がりラインを下げてしまった。今年はあの試合を経験した5人のメンバーが残っている」。青森山田高の黒田剛監督も1年前の試合を忘れていなかった。
「夏の大会は恐れることなく、ガンガン走らせる。プレミアに参戦して今年で6年目ですが、これまでいろんなパターンを持っていないと勝てない相手と対戦してきました。カウンターも堅守速攻も、相手に応じて戦い分ける。この戦い方ならば、落ち着いて相手をゼロに抑えていれば点は取れる」
だから、今年度の青森山田は強気である。その姿勢がさっそく結果に結びついたのが前半7分。MF高橋壱晟(3年=千葉加入内定)からFW鳴海彰人(3年)、MF郷家友太(2年)とつながりシュート。こぼれ球を鳴海が押し込んで先制。その4分後には高橋が豪快なミドルを叩き込んで追加点。早々に2点をリードした。
「プレミアで戦っている時と同じリズム、ムードで最初から勢いよくいこうと。2点目までを早く奪えたことでいい方向に向かった」(黒田監督)
青森山田の勢いは止まらない。21分、左CKで高橋からのボールをニアに飛び込んだ鳴海が頭で合わせ3点目。鳴海は33分にもペナルティエリア内でボールをトラップすると浮き球を豪快にボレーで決め前半で早くもハットトリックを達成。4-0で前半を折り返す。中京大中京高は、ボールを持ってもフィニッシュまで中々到達できず、前半のシュートは17分のFW本山遊大(2年)が放ったミドル1本に抑えられた。
「ハーフタイムも選手たちだけでガーッとミーティングをしていた。精神的にもいい状態」(黒田監督)という青森山田は後半開始直後にもヘディングでつないだボールを最後は鳴海が押し込み5点目。後半10分には中央から郷家、MF住永翔(3年)とテンポよくつないだパスを鳴海が受け、左足でチーム6点目、自身この試合5点目のシュートを決めた。
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