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未来のエース候補、地元いわきに恩返し 吉田知樹「サッカーを通じてじゃないと自分は何もできない」

ゲキサカ / 2016年8月9日 18時52分

未来のエース候補、地元いわきに恩返し 吉田知樹「サッカーを通じてじゃないと自分は何もできない」

 将来的なJリーグ参入を目指して今季より立ち上がったいわきFC。選手らは現在、アンダーアーマーの自社物流センター「ドームいわきベース(DIB)」で正社員として働きながら、プロサッカー選手を目指している。

 様々な経歴を持つ選手がプレーしていることも特徴で、海外でのプレー経験を持つ選手や外国籍の選手も在籍している。最年少は今年3月に高校を卒業したばかりの選手たちで、現在は5人が在籍している。中でも注目なのが、昨年末の全国選手権に茨城県代表として出場した明秀日立高で10番を背負ってプレーしたMF吉田知樹だ。

 一度は高校卒業と同時にサッカーを辞める覚悟を決めていたが、地元いわき活性化のためにプレーを続けることを決断。今季、いわきFCが戦う福島県社会人リーグ2部の開幕戦ではいきなりゴールを奪うなど、存在感を見せる未来のエース候補生に迫った。

―いわきFCに入ることを決めた経緯を教えてください。
「最後の全国高校選手権で自分がPKを外して、負けてしまった。それが悔しくてもう一回サッカーをやろうと思ったのがきっかけです。それで入ろうと思いました。すぐには切り替えることは出来なかったんですけど、何回か呼んでもらって、やりたいなという気持ちになりました。選手権が終わるまではサッカーを辞めるつもりで、トレーナーになりたいと思っていたので」

―いわきFCに入ってからご自身に変化はありましたか?
「最初は筋トレとかめっちゃきつかったんですけど、最近は慣れてきたというか、少しずつ強くなってきたのかなと思います。高校の時も筋トレはやっていたんですけど、あまりサッカーに繋がらない筋トレというか、とりあえず鍛えておけばいいという感じでやっていました。でもここではサッカーの動きとかを筋トレに取り入れたりしています」

「午前中は練習を行い、仕事は14時から19時まで働いています。最初は仕事とサッカーの両立はなかなか難しかったのですが、今はどちらも集中して取り組めるようになりました」

―これだけのサポートがあればサッカーがうまくなっている感覚もあるんじゃないですか?
「上手くなっているかは分からないですけど、体が強くなっているのは感じます」

―どんな選手になりたいですか?
「どんな相手にも通用する選手になりたい。自分はドリブルが得意だと思っている。ゴールにもアシストにも常に関われる選手になりたい。自分が思っているプレーが出来たら、ほかの選手にも勝てる自信はあります。自分の思っているプレーが出せれば、もっといい地位にいけると思っています」

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