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旗手が4戦連続弾&名古が追加点、順大が日体大下して20年ぶりVへあと1勝!:総理大臣杯

ゲキサカ / 2016年8月13日 10時45分

 後半12分に原田、貫場と右サイドを繋いでゴール前に入れたボールをダイレクトで浮田が狙うなど立ち上がりは順天堂大が見せ場を作ったが、徐々に流れは日本体育大へ。14分には左サイドでボールを持った渡邊のパスが相手DFとGKの間へ入ると、フリーで抜けたFW平川元樹(2年=札幌U-18)がGKとの1対1を迎えたがGK中村研吾(3年=四日市中央工高)が冷静にストップ。

 19分にも中盤からのスルーパスを受けた渡邊がフリーでPAまで持ち込んだが中村がまたしてもブロックする。耐える時間が続いた順天堂大も35分に左サイドを駆け上がったDF毛利駿也(3年=山梨学院高)がPA左からシュートを放つなど最後まで攻撃の姿勢を見せると、終了間際にはFW松島奨真(3年=桐生一高)のパスを受けた名古が2点目をマークし、直後にタイムアップ。順天堂大が日本一に王手をかけた。

 これまで5回、総理大臣杯を制している順天大だが、大会の出場は2000年以来16年ぶり。堀池監督も選手として、チーム史上2度目の優勝を手にした1987年大会の出場権獲得に一役買ったが、自身は代表活動によって大会には参加できず、タイトルには飢えている。

 だが、チームに当時を知る者はおらず、実質的に総理大臣杯初出場同然。ここまで食事やトレーニングなど、全て手探りのまま4試合を消化した疲労も否定できないが、「我々は何一つ手にしたわけではない。もう一試合、良い試合をやって、タイトルを順大に持って帰るのが使命だと思う。浮かれた感じも見えるけど、ロッカールームでもう一回締めて決勝に挑みたい」と目の前に迫ったタイトルに向けて、気を引き締め直した。

(取材・文 森田将義)●第40回総理大臣杯特集

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