自力で立ち直る強さ、明大は桐横大に逆転勝利で2年連続決勝へ!:総理大臣杯
ゲキサカ / 2016年8月13日 11時29分
[8.12 総理大臣杯準決勝 桐蔭横浜大1-2明治大 ヤンマースタジアム長居]
第40回総理大臣杯全日本大学トーナメントの準決勝が12日に行われた。第2試合は明治大(関東3)が桐蔭横浜大(関東1)を2-1で下し、2年連続となる決勝行きを手にした。
決勝戦で敗れた昨年のリベンジを狙う明治大だったが、「これ以上ないくらい気合が入っていた。気持ちが入りすぎちゃって、周りが見ていないというか身体が動いていなかったと思う」と栗田大輔監督が振り返ったように序盤は本領を発揮できずに苦しんだ。
前半5分にはクリアボールが相手に渡ると、すかさずDF裏へと抜け出したFW今関耕平(4年=千葉U-18)へ繋がれ、先制点を献上。以降も桐蔭横浜のペースは続き、29分には自陣右でのボール奪取から、素早く前方の今関へと展開すると、そのままドリブルでPA右まで持ち込み、ゴールを狙ったがボールは枠の左に逸れてしまう。追加点のチャンスを逃した八城修監督は試合後、「序盤は理想的な展開だったけど、うちはお人よしだったと思うし。序盤に2点目、3点目を獲っていれば、明治の足が止まったり、迷いが出てまた違った展開になったと思う」と悔やんだ。
対する明治大も徐々に平常心を取り戻し、反撃を開始。活路を見出したのは前線に入ったFW木戸皓貴(3年=東福岡高)とFW丹羽詩温(4年=大阪桐蔭高)の働き。頻繁に前線から中盤に落ちてドリブルで攻撃の起点を作ると、42分にはDF河面旺成(4年=作陽高)が自陣左から前線に入れたパスは桐蔭横浜の守備ブロックに引っかかってしまったが、素早く木戸が回収。そのままPA左まで持ち込み、左足シュートを放ったが、ボールは2度ポストに当たり、桐蔭横浜大にクリアされてしまう。
後半に入ってからはボランチにMF小野雅史(2年=大宮ユース)を投入し、明治大本来のパスサッカーを取り戻すと、流れは更に加速していく。後半16分には自陣で競り合ったこぼれを丹羽が拾うと、右サイドのMF道渕諒平(4年=仙台ユース)に展開。丹羽が素早くPA右に走り込んでリターンを受けると、ゴール左隅に決めて試合を振り出しに戻した。
ここからは再び一進一退の攻防となり、19分には桐蔭横浜にチャンスが到来。自陣からDF眞鍋旭輝(1年=大津高)が前線に通した縦パスを機に、テンポ良く相手バイタルエリアを繋ぐと、最後はMF浅沼大地(3年=清水ユース)がゴールを狙ったが、GK服部一輝(4年=札幌大谷高)の正面に。23分には丹羽のシュートが桐蔭横浜DFに当たって明治大が左CKを獲得。ゴール前に入れたクロスはクリアされたものの、木戸がダイレクトボレーをお見舞いすると、鋭い弾道の一撃は真っすぐゴールに向かったがクロスバーに阻まれた。
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