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[SBS杯]新戦力台頭も……U-19日本代表は3連敗で終戦

ゲキサカ / 2016年8月14日 21時57分

 内山篤監督が「ちょっと攻撃に時間をかけたら、(個々の)リーチは長いし、(守りを)固めるのも速い」と説明したスロバキアはボールを失ってから守備への切り替えが速く、またゴール前の守りが非常に強固。攻め続けていた日本だが、相手にボールを引っ掛けられて押し返されてしまう。攻撃のスピードを上げてその守備網を破ろうとするが、スルーパスが流れてしまうなど、最後の局面で精度を欠いてしまっていた。その中で10分に岩崎がカットインから右足シュート。12分には左ショートコーナーから針谷がファーサイドのゴールを狙って右足シュートを放つなど相手ゴールを脅かすシーンもあったが、1点が遠い。

 27分には吉平に代えて右MF梶山幹太(名古屋U18)を、31分には原に代えてMF高橋壱晟(青森山田高)をピッチに送り出す。36分には針谷と岩崎のパス交換から最後は野田が決定的な右足シュート。さらに37分には長谷川のクロスのこぼれ球に高橋、野田が合わせようとしたが枠へシュートを放つことができない。日本は38分、古賀に代えてSB西本卓申(鹿島ユース)を投入。だが、最後までスロバキアゴールを破ることはできず、0-1で敗れた。

 内山監督は「攻めているけれど、向こうの狙い通りの結果になった」。日本は3試合でわずか1得点。98年生まれのU-18世代中心の陣容で初招集の選手も多かったとは言え、3連敗という不甲斐ない結果に終わった。今回、97年生まれで唯一選出されたU-19代表常連組の小島は「初めての人には思い切りやってもらって、自分たちはそれを支えるというか助けてあげるという気持ちでやらせてあげたかったけれど、なかなか主力の選手たちも自分たちのことで精一杯となってしまっていた部分もあったので、チームとしては上手く行かないことが多かった」と反省する。それでも、「失敗して『これは難しいな』と感じないと、成功しているうちは難しい」と指揮官が語ったように、代表経験の浅い選手たちが国際大会で得た経験は今後に繋がるはず。針谷や原という新戦力の台頭もあった。10月には17年U-20W杯の出場権を懸けたAFC U-19選手権が開催される。このSBSカップで経験を積んだ選手はひとりでも多くメンバーに加わり、世界切符獲得に貢献すること。3連敗という結果を絶対に無駄にしない。

(取材・文 吉田太郎)

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