1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[関西U-16~Groeien~]互いに課題と良さ見えた強豪対決、大阪桐蔭vs四中工は3-3ドローに

ゲキサカ / 2016年8月25日 20時32分

[関西U-16~Groeien~]互いに課題と良さ見えた強豪対決、大阪桐蔭vs四中工は3-3ドローに

[8.25 関西U-16第8節 大阪桐蔭高 3-3 四日市中央工高 伊勢ヴィレッジB]

 関西地域の強豪10校が長期にわたるリーグ戦を通して、U-16選手の育成および指導者のレベルアップを図る「関西U-16~Groeien(育てる)~2016」は25日、第8節を行った。近年、全国高校総体4強やプリンスリーグ関西優勝などの成績を残している大阪桐蔭高(大阪)と夏冬ともに全国大会優勝の歴史を持つ名門・四日市中央工高(三重)との一戦は3-3で引き分けた。

 90分間勝負だからこそ見えた課題の部分や、試合の中で改善できた部分。互いに良さも、課題も出た両校の熱戦は引き分けに終わった。前半は3年時の2018年に地元・三重で開催される全国高校総体での日本一獲得に期待集まる世代である四中工のペースだった。立ち上がりから前へ前へと圧力をかける四中工は前半6分、左SB江口和磨の斜めに入れたパスをFW中村健人が足裏で流してDFラインの背後へ。これに反応したFW田中寛人が左足で先制ゴールを奪った。切り替え速いプレッシングで大阪桐蔭の動きを止めた四中工は最終ラインでもCB荒堀塔矢が出足良くインターセプト。そして山崎崇史部長が「この夏、ダブルボランチが一番伸びた」と説明するMF矢田聖真とMF森島秀(兄は広島MF森島司)の2人のレフティー中心に素早く攻撃に移ってチャンスを作り出した。

 大阪桐蔭も時間が経つにつれて落ち着いたボール回しが見られるようになったが、四中工は33分、特に前半存在感を放っていた矢田の展開からワンツーで右サイドを切り崩したSB岩本龍青がアーリークロス。これを中村が1タッチでゴールへ沈めて2-0とした。それでも前半終盤に大阪桐蔭が巻き返す。アグレッシブな仕掛け光るMF西山翔大がドリブルシュートを放つなど個の良さが出だすと44分、司令塔のMF田中大渉が相手SBの頭上をわずかに越えるパス。これで抜け出したMF北岡海渡がGKとの1対1から右足でゴールを破った。

 四中工は後半6分、MF東田耀太の左CKをCB佐々木崇斗が押し込んで3-1。だが直後に中村の右クロスにフリーで走りこんだ森島のシュートが枠を外れるなど、四中工はハイプレスからのショートカウンターで度重なる決定機をつくりながら、それを活かすことができない。逆に大阪桐蔭は相手を見ながらポゼッションとロングボールを使い分けた攻撃で反撃。「前半は止まったまま回そうとしていた。前半と(攻撃に動きの出た)後半は全然違いましたね」と金正智也コーチが振り返ったように、前半の課題を修正し、攻撃に動きの出た大阪桐蔭はインターセプトした田中がワンツーからシュートを撃ちこむなどシュートシーンを増やす。そして20分、左CKのこぼれ球をCB山内颯が右足で押し込んで1点差とした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください