[Rookie League]矢板中央が板橋2発で帝京撃破!U-16全国懸けた流経大柏との代表決定戦へ
ゲキサカ / 2016年9月5日 13時25分
[9.4 2016 Rookie Leagueプレーオフ1回戦 矢板中央高 2-0 帝京高 時之栖うさぎ島G]
「2016 U-16 Rookie League」は4日、U-16全国大会出場を懸けたプレーオフの1回戦を行い、A Group3位の矢板中央高(栃木)とB Group優勝の帝京高(東京)が対戦。矢板中央が交代出場のMF板橋幸大の2ゴールによって2-0で勝ち、A Group2位・流通経済大柏高(千葉)とのU-16全国大会代表決定戦への進出を決めた。
U-16全国大会(来年開催予定)へ繋がる一発勝負のトーナメント。リーグ戦とはまた違う緊張感の中でチーム、個々の成長をもたらしそうな好ゲームが展開された。上位リーグのA Group勢とも遜色ない実力を評価される帝京と、A Group9試合で28得点9失点という堂々の内容で3位に入った矢板中央との一戦。B Group優勝を決めた前日の試合後に超大型CB赤井シャロッド裕貴が「しっかりチャレンジしていきたい」と語ったように、帝京は特長であるポゼッション主体のサッカーで矢板中央に挑戦した。
規定により、90分間で引き分けた場合は上位リーグに所属する矢板中央が代表決定戦へ進出。そのため、勝つしか無い帝京は立ち上がりからアグレッシブな攻撃を見せた。空中戦でも強さを発揮していた司令塔のMF三浦颯太を中心としたコンビネーションと、MF佐々木大貴の個人技などで矢板中央守備陣に穴を開けようとする。対する矢板中央も地上戦を展開。赤井と激しいマッチアップを繰り広げた大型FW望月謙がボールをよく収め、ショートパスからの連続攻撃で帝京守備陣に揺さぶりをかけた。
前半半ばまでは帝京の仕掛ける回数が矢板中央を上回る。中央からの攻撃に加え、右サイドではSB中島涼太が積極的に攻撃参加し、左MF入澤大もドリブルでPAへ切れ込もうとした。だが、矢板中央は土澤昂太と白井瑞貴の両CBと右SB後藤裕二、左SB眞島聖弥といういずれも高い運動能力を持つ4バックがチャレンジ&カバーを徹底して危険なシーンをつくらせない。
そして徐々に相手を押しこむ時間を増やした矢板中央は32分に相手DFの背後へ飛び出したMF佐々木颯汰の右足シュートがゴールを捉え、直後には右CKから望月がヘディングシュートを打ち込む。帝京も40分にビッグチャンス到来。中盤中央でインターセプトした佐々木のスルーパスからブラジル人FWサントス・デ・オリベイラ・ランドリックが抜け出し、飛び出してきたGKよりもわずかに速く左足を振りぬく。だが、ボールはわずかにポスト右へ外れて先制することができない。
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