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[プレミアリーグWEST]「僕らは諦めていない」。5位・G大阪ユースが劇的AT弾で大阪ダービー制す!!

ゲキサカ / 2016年9月19日 7時34分

[プレミアリーグWEST]「僕らは諦めていない」。5位・G大阪ユースが劇的AT弾で大阪ダービー制す!!

[9.18 高円宮杯プレミアリーグWEST第13節 G大阪ユース 3-2 C大阪U-18 G大阪グラウンド]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWESTは18日に第13節2試合を開催。ガンバ大阪ユースとセレッソ大阪U-18による大阪ダービーは後半アディショナルタイムに奪ったFW松本歩夢の決勝ゴールによって、G大阪が3-2で勝利した。

「いつもと違う雰囲気がある。『ダービーは負けてはいけない』と監督からも言われていたし、自分たちも負けたくない気持ちが強かった」。G大阪FW小西雄大がそう意気込めば、C大阪のMF中島元彦も「G大阪は絶対に負けちゃいけない相手。試合前に『絶対に勝とう』と皆で口にしていた」と振り返ったように、大阪同士の対決は他とは一味も二味も違う。互いの意地がかかった一戦は両サポーターの熱い声援も後押しして開始から両者激しくぶつかった。

 まずはキックオフ直後にC大阪が見せ場を作った。自陣左でのリスタートから一気にサイドを変えると、ボールを受けたDF印藤虎太郎がワンツーでPAまで侵入したが、フィニッシュまで持ち込めない。直後にはG大阪も攻撃に転じ、右サイドを上がったDF杉山天真のパスから小西がゴールを狙ったがDFに当たってCKとなった。

 出だしこそ上々のスタートを切ったC大阪だったが、以降は「声があまり出ていなくて、気持ち的に全員が受け身になってしまったせいで、まったく走れていなかった」(中島)と持ち味である豊富な運動量を活かした戦いを披露できず。対するG大阪はJ3への出場を優先したため、「絶対的エース」(小西)であるFW食野亮太郎が不在となったが、MF芝本蓮、梅津克貴のダブルボランチを中心にボールを動かし、得点機会を伺う。16分には中盤から右前方にスルーパスが通り、走り込んだ小西がフリーでシュートを放ったが、枠の左に逸れてしまった。

 両者こう着したチャンスを活かせない場面が続く中、均衡が崩れたのは41分。右サイドから杉山が入れたクロスは中と合わなかったが、反対サイドで味方が拾い、再びゴール前に浮き球を展開する。このボールはC大阪のDFに弾かれたものの、こぼれ球にいち早く反応した芝本が冷静にシュート。低い弾道を描いた一撃は相手に当たってコースを変えると、ゴール右に突き刺さった。

「練習からこぼれ球を狙う意識を高めていた」(松本)一撃によって、G大阪のリードで前半を終えたが、C大阪もこのままでは終われない。ハーフタイムに村田一弘監督から「走れていない」と喝を入れられると、後半6分には早速、PA内へと走り込んだ中島がGK渡辺健太に倒されてPKを獲得。自らが落ち着いて中央に叩き込んだ。

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