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歩みを止めない夏の両王者、FC東京U-18対市立船橋は好勝負の末、ドローに

ゲキサカ / 2016年9月26日 8時53分

 後半はFC東京が主導権を握って攻撃。対して、後半開始からガンバ大阪内定MF高宇洋(3年)を投入した市立船橋もカウンターから仕留めるチャンスを迎えるなど、互いに意図した攻撃から決定機をつくり出す。9分にFC東京は右サイドからの折り返しをFW松岡瑠夢(3年)が右足で狙うが、これは市立船橋DFがブロック。直後には市立船橋のカウンターが発動し、MF西羽拓(3年)からのラストパスを受けた矢野の右足シュートがニアサイドのポストを叩いた。その直後にはFC東京の生地が決定的な左足シュートを打ち返すなど息もつかせぬ展開。その中で優勢に試合を進めていたFC東京は24分、相手の背後を取ってPAへ侵入した半谷が後方から阿久津に倒されてPKを獲得する。市立船橋は好守を連発していた阿久津がこのプレーによって一発退場。だが、自らPKキッカーを務めた半谷の正面への右足シュートは、初先発ながら堂々のプレーを見せていたGK長谷川が残した左足でストップする。2年生GKのスーパーセーブによってスコアは1-1のまま終盤を迎えることになった。

 10人での戦いとなった市立船橋は守りを固めて完全にカウンター狙いへチェンジ。ただし、杉岡が「退場しましたけれども、監督からも。『市船というのは、10人でも勝つという逞しいチームだ』ということは言われていたので、本当に試されている場面だということを全員が感じたと思う」と語ったように、10人になってからFC東京を飲み込みかけるほど個々が迫力あるプレーを見せる。特に凄みある動きを見せていた杉岡、そして原らが相手の攻撃をPAでストップ。また枠を捉えたシュートを長谷川が確実にセーブしていった。

 そして交代出場の1年生MF郡司篤也や抜群の走力を見せた右SB真瀬拓海による切り替え速いカウンター、人数をかけてのセットプレーで作り出したビッグチャンス。FC東京のDFラインで好プレーを見せ続けていたCB坂口祥尉(2年)も「1人減ってからの相手の攻撃の勢い、相手選手の一人ひとりのモチベーションが上がった感じがしましたね」と振り返る。だが、26分に真瀬の右クロスからMF佐藤圭祐(1年)が放ったヘディングシュートはわずかに枠左へ外れ、34分に西羽の仕掛けから縦へ抜け出した高の決定的な右足シュートや、その1分後に相手を崩して放った高の右足シュートもFC東京トップチームへ昇格するGK波多野豪(3年)の壁を破ることはできなかった。FC東京も数滴優位を活かしてボールを保持し、ゴール前にパワーをかけて攻めるが、佐藤監督が「さすが市立船橋」と讃えた「堅守・市船」のゴールをこじ開けることはできず。市立船橋も41分、郡司がサポートのない状態から右クロスを上げきり、これをニアサイドで原が合わせたが枠を捉えず、1-1で引き分けた。

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